大谷が24号先頭打者弾放つもエンゼルス拙守で逆転負け

【エンゼルス3-4レイズ】@トロピカーナ・フィールド

 エンゼルスは1番に入った大谷翔平の24号先頭打者アーチとアンソニー・レンドンの5号ソロで初回に2点を先制したものの、左翼テイラー・ウォードがまずい守備を連発し、レイズに3対4で逆転負け。故障者リスト入りした正左翼手ジャスティン・アップトンの穴を感じさせる敗戦となった。エンゼルスは4連敗で借金3。一方、レイズは7連敗のあとに3連勝となり、ア・リーグ東部地区首位の座をキープした。

 エンゼルスは2点を先制した直後の1回裏に先発のグリフィン・キャニングが無死1・2塁のピンチを招き、注目の有望株ワンダー・フランコの打球を左翼ウォードがグラブに当てながらも落球。これがタイムリーエラーとなってまず1点。さらに、次打者オースティン・メドウズの打球はウォードの前に落ちて高く弾むヒットとなり、ウォードが頭上を越される間に2者が生還して逆転を許した。

 3対3の同点で迎えた7回裏には、一死1・2塁の場面でメドウズが放った平凡なフライが三塁レンドン、遊撃ホゼ・イグレシアス、左翼ウォードの3人のあいだにポトリと落ちるヒットとなり、エンゼルスのピンチが拡大。ここでジョー・マドン監督は3番手スティーブ・シーシェックを投入したものの、ブランドン・ラウに押し出し死球を与えてしまい、これが決勝点となった。

 大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、1回表の第1打席でライト後方へ特大の24号先頭打者アーチ。3回表の第2打席では一塁側へ見事なバントヒットを決めた。その後は空振り三振とレフトフライに終わったが、4打数2安打1打点の活躍で今季の打率は.269、OPSは.996に上昇。しかし、その大谷の活躍もチームの勝利にはつながらなかった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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