ウォーカー力投 メッツがサブウェイ・シリーズ初戦制す

【メッツ8-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

 ニューヨークに本拠地を置くメッツとヤンキースによる「サブウェイ・シリーズ」の初戦は、試合中盤に打線がつながったメッツが8対3で快勝。メッツ先発のタイワン・ウォーカーは6回途中2安打2失点の力投で今季7勝目(3敗)をマークした。先発全員出塁となったメッツ打線のなかでは、3番ドミニク・スミスが3安打3打点の活躍。ヤンキースは3番手ジャスティン・ウィルソンが一死も取れず5失点と大誤算で、打線はわずか3安打に封じられた。

 メッツはヤンキース先発のジョーダン・モンゴメリーの前に4回まで無得点に抑えられていたが、5回表一死からブランドン・ニモ、フランシスコ・リンドーア、スミスの3連打で1点を先制。一死満塁となったところでモンゴメリーに代わって2番手ルーカス・リットキーがマウンドに上がり、ジェームス・マッキャンのタイムリーとリットキーの暴投で2点を追加した。6回表にはウィルソンから3連打で無死満塁とし、スミスのタイムリー二塁打などで一挙5得点。その裏にアーロン・ジャッジの19号ソロなどで3点を返されたが、8対3で快勝を収めた。

 先発して力投したウォーカーについて、ルイス・ロハス監督は「彼はオールスター・ゲームに選ばれるに値する男だ」と今季の活躍を称賛。今季からメッツに加わったウォーカーは、ここまで15試合に先発して85イニングを投げ、7勝3敗、防御率2.44、87奪三振の好成績を残している。トレバー・バウアーの獲得に失敗したメッツが「プランB」として獲得した感のあったウォーカーだが、期待以上の大活躍。メジャー9年目にしてオールスター・ゲームに初選出される可能性は十分にありそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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