今夏の市場で獲得レース確実⁉︎ EUROでブレイクした5人の選手

 PK戦の激闘を制し、イタリアの53年ぶりの優勝で幕を閉じたEURO2020。舞台は各国リーグへと移り、今夏の移籍市場も本格的にスタートする。マーケットで一番やってはいけない事は主要大会の後に選手を買う事だと言われるが、それを踏まえた上で各クラブは大会で活躍した選手を連れてこようとするかも知れない。今回はEUROを席巻し市場価値を高めた超新星5人を紹介する。

バッジョ、ファン・バステン、ベッカム…主要大会で起きた衝撃的なPK失敗5選

ミケル・ダムスゴー:サンプドリア(21歳)
 デンマークにとって心が痛むような状況で始まったEUROだったが、準決勝進出を果たす感動的な終わりを迎えた。クリスティアン・エリクセンが心停止で離脱となり創造的な仕事は21歳ダムスゴーに委ねられたものの、期待を裏切る事はなかった。ダムスゴーは準決勝で見事なFKを決める2ゴール1アシストを記録し、リバプール移籍の噂が囁かれるのも不思議ではない。大会前には1100万ユーロの市場価値だったが、終了後は5000万ユーロに跳ね上がっている。

パトリック・シック:バイエル・レバークーゼン(25歳)
 4200万ユーロで移籍したASローマで苦しい時期を過ごし、レンタルの末2900万ユーロでレバークーゼンに売却されたシック。ブンデスリーガのクラブにとって、いかにお買い得な補強だったか証明できただろう。シックはEUROで5試合5得点と再脚光を浴び、スコットランド戦では豪快なロングシュートを披露。今夏の移籍市場では改めてシックが評価されるだろう。

ヨアキム・メーレ:アタランタ(24歳)
 EUROではアタランタのスカウティングシステムが非常に優れていることが示され、多くの選手がそれぞれの代表チームで輝きを放った。1月に加入したメーレも例に漏れず、大会で最も印象的な選手の一人となった。本来は右サイドバックだがEUROでは左サイドでのプレーが多く、準々決勝チェコ戦では見事なアシストをマーク。得点も2つ挙げ、ウイングバックを採用するクラブから注目を浴びている。

レオナルド・スピナッツォーラ:ASローマ(28歳)
 ロベルト・マンチーニ監督のシステムの中で、スピナッツォーラは左ウイングバックに完全に馴染んだ。エネルギッシュなプレーはチームの流れを作り、アキレス腱の断裂で最後の2試合には欠場したものの、プレーヤー・オブ・ザ・トーナメントを受賞。今夏の市場で大きく価値を上げたが、半年間の離脱は成長の妨げになるかも知れない。

ぺドリ:バルセロナ(18歳)
 スペインでは以前からぺドリが代表の将来を担う逸材だと言われていたが、バルセロナでのトップチームデビューがそれを加速させた。バルサで活躍した後ルイス・エンリケ監督に招集を促し、そしてEUROでは最優秀若手選手賞に輝く。中盤で創造性を発揮し、その姿はまるでアンドレス・イニエスタのよう。もしぺドリがフェルナンド・トーレスやダビド・ビジャのサービスを受けていたら、大会の勝敗は違っていたかも知れない。

Photo ANP Sport

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

“カンプ・ノウの奇跡”を観てマンチェスター・ユナイテッドの試合が気になるようになる。そこからプレミアリーグを観戦するようになり、同名の飴が好きだった理由でチェルシーのファンに。欧州サッカー漬けでいつか日本と時差が縮まればいいのにと願う東京出身のエディター。

目次
閉じる