地区首位のメッツ トレード補強は先発投手の獲得が最優先

 メッツのザック・スコットGMは「ビッグタイム・ベースボール」のポッドキャスト番組のインタビューのなかで、トレード・デッドラインの補強プランについて語り、先発投手の獲得を最優先に考えていることを明らかにした。メッツは絶対的エースのジェイコブ・デグロムが右前腕の張りを訴えて故障者リスト入りするなど、先発投手の頭数が不足している。スコットは「複数年保有できる投手を積極的に売りに出すチームはない」と語っており、今季終了後にFAとなる先発投手がメッツの補強ターゲットになりそうだ。

 今季終了後にFAとなる先発投手で最大の目玉と言えるのはマックス・シャーザー(ナショナルズ)だが、ナショナルズは地区4位とはいえメッツから5ゲーム差の位置につけており、逆転の地区優勝の可能性を十分に残している。そのような状況で同地区ライバルのメッツにシャーザーを放出する可能性はゼロに等しく、メジャーリーグ公式サイトはメッツが獲得を狙う可能性のある先発投手としてジョン・グレイ(ロッキーズ)、タイラー・アンダーソン(パイレーツ)、マイケル・ピネイダ(ツインズ)、ダニー・ダフィー(ロイヤルズ)の名前を挙げている。

 また、スコットによると、先発投手以外では複数ポジションを守ることのできる野手の獲得を検討しているという。クリス・ブライアント(カブス)の獲得に動くのではないか、との噂が絶えないが、ブライアントは本職の三塁以外にも外野の3ポジションと一塁を守ることのできるユーティリティ・プレーヤーであり、メッツの補強ポイントに合致する存在と言えるだろう。

 さらに、正遊撃手のフランシスコ・リンドーアが故障者リスト入りしたことにより、メッツがハビアー・バイエズ(カブス)やトレバー・ストーリー(ロッキーズ)といった大物遊撃手の獲得に動く可能性も浮上しているが、スコットは「リンドーア復帰までの期間をチーム一丸となって乗り切りたい」と話しており、ジョナサン・ビヤーやルイス・ギヨーメイといった現有戦力での穴埋めを図る方針。大物遊撃手の獲得に動く可能性は低そうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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