レイズが2対2のトレードで大砲ネルソン・クルーズを獲得

 日本時間7月22日、ツインズはレイズとの2対2のトレードが成立したことを発表した。地区4位に低迷しているツインズは、主砲ネルソン・クルーズとマイナー右腕のカルビン・ファウチャーをレイズへ放出し、ジョー・ライアンとドリュー・ストロットマンの両プロスペクト右腕を獲得。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでは、ライアンはレイズの10位、ストロットマンは同17位にランクインしていた(ファウチャーはツインズのトップ30圏外)。

 これまでにブレーブスがジョク・ピーダーソンやスティーブン・ボートを獲得しているが、今回のクルーズのトレードにより7月のトレード戦線が本格的にスタートしたと言っていいだろう。ア・リーグ東部地区首位のレッドソックスを1ゲーム差で追う2位レイズがア・リーグ中部地区4位に低迷しているツインズから41歳の大砲クルーズを獲得。現在41歳のクルーズは今季終了後にFAとなるが、今季ここまで85試合に出場して打率.294、19本塁打、50打点、OPS.907をマークし、自身7度目のオールスター・ゲームにも選出された。レイズ打線にとって強力な補強となることは間違いない。

 クルーズとともにレイズへ移籍するファウチャーは25歳の右腕で、2017年ドラフト10巡目(全体286位)指名でツインズに入団。今季はAA級で19試合に登板して1勝1敗1セーブ、2ホールド、防御率7.04という成績を残している。

 クルーズを放出したツインズは2人のプロスペクト右腕を獲得した。25歳のライアンは2019年にマイナー3階級合計で9勝4敗、防御率1.96、123回2/3で183奪三振という好成績を残して注目された選手であり、今季はAAA級で12試合(うち11先発)に登板して4勝3敗、防御率3.63をマーク。現在はアメリカ代表の一員として東京五輪に参加中だ。

 一方のストロットマンも25歳の右腕で、今季はライアンとともにAAA級の先発ローテーションの一角を担い、ここまで13試合(うち12先発)に登板して7勝2敗、防御率3.39をマーク。昨年11月にルール5ドラフトからのプロテクトとして40人ロースター入りを果たしており、今季中にメジャーデビューする可能性もありそうだ。

 低迷中のツインズはトレード・デッドラインで売り手に回ることが確実視されており、クルーズ放出はチーム解体の第1弾。今後もアンドレルトン・シモンズ、テイラー・ロジャース、ハンセル・ロブレス、マイケル・ピネイダ、J・A・ハップ、アレックス・コロメイといった主力選手の放出に動くことが予想されている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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