大砲・ギャロ獲得のヤンキース カブスの正一塁手・リゾーも獲得へ

 レンジャーズから大砲ジョーイ・ギャロの獲得に成功したヤンキースがさらなる補強に動いている。米メディアの複数の記者が伝えたところによると、ヤンキースはカブスとのトレードでアンソニー・リゾーを獲得することで合意に達したようだ。現時点では交換要員などの詳細は明らかになっていない。近年、ヤンキースの打線は「右打者偏重」となっていたが、ギャロとリゾーという左打ちのスラッガー2名が加わることで打線の左右バランスが一気に改善された。

 現在31歳のリゾーは今季ここまで92試合に出場して打率.248、14本塁打、40打点、OPS.792を記録。過去にはシーズン30本塁打と100打点を4度ずつ記録しており、また昨季までの3年連続を含む4度のゴールドグラブ賞受賞経験があり、ハイレベルな攻守を兼ね備えたメジャーを代表する一塁手である。

 リゾーは2013年5月にカブスと7年4100万ドル+オプション2年の契約を結び、今季はその「9年契約」のラストイヤー。カブスは今回のトレード・デッドラインで売り手に回ることを明言しており、多くの主力選手と同様に、リゾーもトレード放出が噂されていた。一時はレッドソックスとのトレード交渉が行われていることが報じられていたが、ヤンキースはリゾーを宿敵から「横取り」した形となる。

 リゾーの加入により、ヤンキースはDJ・レメイヒューを二塁に固定する見込み。よって、二塁へのコンバートが噂されていたグレイバー・トーレスは遊撃にとどまることになり、獲得の可能性が取り沙汰されているトレバー・ストーリー(ロッキーズ)が入る余地はなくなった。

 また、リゾーの加入によって余剰戦力となるルーク・ボイトはトレード期限まで放出濃厚となっている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは「ヤンキースが今オフのFA市場で遊撃手を獲得する場合、トーレスを二塁、レメイヒューを一塁に回すだろう」と指摘。DHにはジャンカルロ・スタントンがいるため、ボイトは戦力構想から外れたようだ。

【追記】「YESネットワーク」のジャック・カリーによると、ヤンキースはリゾーの対価として「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで9位のアレクサンダー・ビスカイーノ(24歳の右腕)と12位のケビン・アルカンタラ(19歳の外野手)を放出する見込みだという。また、リゾーの今季の残り年俸はカブスが負担するようだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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