ブルージェイズが有望株放出でツインズ・ベリオスを獲得へ

 ツインズのエース右腕、ホゼ・ベリオスの行き先がブルージェイズに決定した。米メディアの複数の記者が報じたところによると、ブルージェイズは「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体16位のオースティン・マーティンと同68位のシメオン・ウッズ・リチャードソンをツインズへ放出するトレードでベリオスを獲得したという。ツインズは満足のいくオファーがなければベリオスの放出を拒否する方針だったが、ブルージェイズが豪華パッケージを提示して獲得に成功した。

 現在27歳のベリオスは2017年からの3年間で40勝をマークし、2018年に自己最多の202奪三振、2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出されたツインズのエース。今季はここまで20試合に先発して121回2/3を投げ、7勝5敗、防御率3.48、126奪三振をマークしている。FAになるのは2022年シーズン終了後であり、ブルージェイズはベリオスをあと1年半保有できる。

 ベリオスを獲得したブルージェイズだが、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで2位のマーティン、4位のウッズ・リチャードソンという大きな対価を支払うことになった。2人ともメジャー全体のプロスペクト・ランキングでもトップ100にランクインしている有望株である。

 現在22歳のマーティンは昨年のドラフト1巡目(全体5位)指名でバンダービルト大からブルージェイズに入団。プロ1年目のシーズンとなる今季はAA級で55試合に出場して打率.281、2本塁打、16打点、9盗塁、出塁率.424、OPS.807をマークしている。遊撃と中堅でほぼ同じ試合数に出場しているように、ポジションは流動的だが、球界を代表するオールラウンド・プレーヤーに成長する可能性を秘めた選手だ。

 一方、現在20歳のウッズ・リチャードソンは2018年ドラフト2巡目(全体48位)指名でメッツに入団し、2019年7月にマーカス・ストローマンとのトレードでブルージェイズへ移籍。今季はAA級で11試合に先発して45回1/3を投げ、2勝4敗、防御率5.76、67奪三振をマークしている。将来は先発2~3番手に成長することを期待される右腕であり、アメリカ代表の一員として東京五輪にも参加している。

【追記】ベリオスとマーティン、ウッズ・リチャードソンの1対2の交換トレードが両チームから正式発表された。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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