有原のレンジャーズ移籍が正式決定 2年620万ドルとの報道

 レンジャーズは日本時間12月27日、北海道日本ハムファイターズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた有原航平と2年契約を結んだことを正式に発表した。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは2年契約の総額が620万ドル(約6億4200万円)であることを伝えており、ポスティング制度のルールに従って総額の20%にあたる124万ドル(約1億2800万円)が譲渡金として日本ハムに支払われる。

 有原は日本時間12月27日午前7時にメジャー球団との交渉期限を迎える予定だったが、日本時間12月26日の時点でレンジャーズと2年契約で合意したことが報じられていた。契約条件については「600万ドルから700万ドルの範囲」という曖昧な情報が出ていただけだったが、ヘイマンが「2年620万ドル」と新たな情報をツイート。メジャーリーグ公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるTR・サリバンによると、620万ドルの内訳は2021年の年俸が260万ドル(約2億6900万円)、2022年の年俸が360万ドル(約3億7300万円)となっているようだ。

 ジョン・ダニエルズ編成本部長は「有原の加入は先発ローテーションに厚みをもたらしてくれる。日本ではブレイクした2019年を含む6年間にわたって活躍し、(メジャーで)さらなる活躍をしてくれると信じている。今季は60試合制で先発投手陣の投球イニング数が減少したことを考慮すると(来季の投球イニング数を大幅に増やすことはできないため)彼が今季130イニング以上投げているという事実はプラス材料だ」と有原の活躍に期待を寄せた。

 有原は「メジャーリーグでプレーする機会を与えてくれたレンジャーズに本当に感謝しています。この街で成長して成功するために一生懸命努力を続けていきます。そのために良いオフシーズンを過ごし、最高のコンディションでスプリング・トレーニングを迎えられるようにします。グローブライフ・フィールドのレンジャーズファンの前で投げるのが本当に楽しみです」と今後への意気込みを述べた。

 なお、レンジャーズは有原の加入に伴いアート・ウォーレンをDFAとしている。ウォーレンは今年10月にウエーバーでマリナーズから加入したばかりだった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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