明日はいよいよ注目の一戦 「フィールド・オブ・ドリームス」

 日本時間8月13日、いよいよ注目の一戦「フィールド・オブ・ドリームス」が開催される。アイオワ州で行われる初めての公式戦として、ホワイトソックスとヤンキースが対戦し、映画『フィールド・オブ・ドリームス』の舞台に隣接するように建設された球場で、両軍の選手たちがレトロなユニフォームを着用してプレーする。アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、ティム・アンダーソン、ホゼ・アブレイユといったスター選手たちが映画のようにトウモロコシ畑から登場するシーンが観られるかもしれない。

 ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督は、妹の夫の葬儀に出席するために「フィールド・オブ・ドリームス」の試合を欠席することが決まっているが、「『フィールド・オブ・ドリームス』は素晴らしい映画だ。とても特別な機会であり、選手たちはとても喜んでいる。素晴らしい1日になるだろう」と語る。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、ペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われる「MLBリトルリーグ・クラシック」や2019年にロンドンで行われた公式戦、2016年にノースカロライナ州フォートブラッグの軍事基地で行われた試合のように、特別な試合と認識しているようだ。

 映画『フィールド・オブ・ドリームス』では「ブラックソックス事件」で永久追放されたシューレス・ジョー・ジャクソンが重要な人物として登場するため、今回の「フィールド・オブ・ドリームス」の試合ではホワイトソックスがホームチームとなる。ホワイトソックスの守護神リアム・ヘンドリックスは「トウモロコシ畑のなかを走ることにワクワクしている。シューレス・ジョーのようにトウモロコシ畑のなかを通ってフィールドに入っていきたい」と興奮を隠さない。

 ヤンキースの先発投手はトレード・デッドラインの補強でエンゼルスから獲得したアンドリュー・ヒーニー。一方のホワイトソックスは、カルロス・ロドンが先発予定だったが、故障者リスト入りしてしまったため、代役としてランス・リンが先発する予定だ。また、球審はアイオワ州出身のパット・ホバーグが務めることが決定している。

 さらに、映画『フィールド・オブ・ドリームス』で主演を務めたケビン・コスナーと、コスナーの父親を演じたドワイアー・ブラウンが数日前からアイオワ州に滞在しており、始球式などで登場する可能性があるとみられている。ブラウンは「映画の他の出演者も今回のイベントに登場するかもしれない」と話している。

 球場のキャパシティは8000席。この球場は1910~90年にホワイトソックスの本拠地だった旧コミスキー・パークに似せて作られている。注目の一戦ということもあってチケット価格は高騰しており、チケット売買サイト「スタブハブ」では日本時間8月12日午後6時の時点でチケットの最低価格が998ドル(約11万円)となっている。

 昨年開催予定だった試合が新型コロナウイルスのパンデミックにより延期され、1年越しの開催となった「フィールド・オブ・ドリームス」。様々な演出も含め、夢の舞台でどんな試合が行われるのか。野球ファン必見の一戦となりそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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