オリオールズ・デービスが現役引退 本塁打王2度、通算295本塁打

 オリオールズの長距離砲クリス・デービスが現役引退を表明した。2013年に本塁打と打点の二冠、2015年には自身2度目の本塁打王に輝いたデービスだが、近年は故障と不振に苦しむシーズンが続き、昨季はメジャー13年目にして初の0本塁打。今年5月に股関節の手術を受け、今季は1試合もプレーしていなかった。球団が発表した公式声明のなかで、デービスは「本日をもって引退することをオリオールズに伝えました。一生大切にするたくさんの思い出をありがとうございました」と球団やファンへの感謝を述べた。

 現在35歳のデービスは2008年にレンジャーズでメジャーデビュー。2011年7月に上原浩治とのトレードでトミー・ハンターとともにオリオールズに加入し、移籍後に球界を代表する長距離砲へと成長を遂げた。2012年に33本塁打を放ってブレイクすると、翌2013年にはキャリアハイの53本塁打、138打点をマークして二冠を獲得。2015年にもメジャー最多の47本塁打を放ち、2度目の本塁打王に輝いた。

 オリオールズのファンからは「クラッシュ」の愛称で親しまれ、2012年と2016年にはポストシーズンの舞台も経験。2度目の本塁打王に輝いた2015年のオフにFAとなり、7年1億6100万ドルという大型契約でオリオールズと再契約を結んだが、この再契約を境に成績は急激に悪化していった。2016年は自己ワーストの219三振を喫し、2018年9月から翌2019年4月にかけて54打数連続無安打という不名誉な記録も樹立。とはいえ、通算295本塁打のうち253本をオリオールズで放ち、これは球団歴代6位の数字である。

 7年契約は来季まで残っており、デービスは現役引退を決断したものの、受け取るはずだったサラリーは全額支払われるという。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、デービスが来季受け取るはずだった1700万ドルは3年間に分割されて支払われるようだ。なお、デービスは契約時点で1億6100万ドルのうち4200万ドルを後払いとすることに同意しており、この4200万ドルは2023~2032年の7月1日に350万ドルずつ、2033~37年の7月1日に140万ドルずつ支払われることが決まっている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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