通算318勝のニークロが死去 殿堂入り選手は今年7人目

 ナックルボールを武器に通算318勝を挙げた殿堂入り投手フィル・ニークロが81歳で亡くなったことが日本時間12月28日に明らかになった。メジャーリーグ公式サイトはニークロが長年にわたってがんと闘っていたことを伝えている。ニークロはブレーブスなどで24年間にわたって活躍し、最多勝2回、最優秀防御率1回、最多奪三振1回、オールスター・ゲーム選出5回、ゴールドグラブ賞5回など輝かしい実績をマーク。1997年にアメリカ野球殿堂入りを果たした。

 ニークロは弟のジョーとともに父からナックルボールを学び、「ナックルボーラー兄弟」として活躍。5歳年下のジョーはメジャー22年間で通算221勝を記録し、兄弟合計の539勝はメジャー記録となっている。1979年にはともに21勝を挙げ、2人揃って最多勝のタイトルを手にした(この年のナ・リーグの20勝投手はこの2人だけ)。

 1964年にブレーブスでメジャーデビューしたニークロは、メジャー4年目の1967年に防御率1.87で最優秀防御率のタイトルを獲得。しかし、この年は登板した46試合のうち先発が20試合だけだったことからもわかるように、まだ先発とリリーフを兼任しており、フルタイムの先発投手となったのは翌1968年、29歳のシーズンからだった。

 そんな「遅咲き」のニークロだが、1969年に自己最多の23勝をマークすると、1974年にはリーグ最多タイの20勝を挙げ、35歳で初の最多勝を獲得。肩や肘への負担が少ないナックルボールを武器に息の長い活躍を続け、38歳の1977年に最多奪三振、40歳の1979年には再び最多勝のタイトルを手にした。

 1984年からはヤンキースに移り、2年連続16勝をマーク。1986年はインディアンスで47歳ながら11勝を挙げた。そして1987年にインディアンスからブルージェイズを経て古巣ブレーブスへ戻り、この年限りで現役引退。40歳以降に記録した121勝と1977投球回はメジャー記録である。球史を代表するナックルボーラーとして、記録にも記憶にも残る名投手だった。

 なお、今年は球史に残る名選手が次々に死去。この世を去った殿堂入り選手はアル・ケーライン、トム・シーバー、ボブ・ギブソン、ルー・ブロック、ホワイティ・フォード、ジョー・モーガンに次いでニークロが7人目(過去最多)となった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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