メッツの選手による「ブーイング」 球団社長が公式声明で批判

 地区首位から一転、3位に転落して借金生活に突入しているメッツに「ブーイング問題」が発生した。日本時間8月30日、ナショナルズに9対4で勝利したメッツは4回裏に26号2ランを放ったハビアー・バイエズなど複数の選手が両手の親指を下に向ける「ブーイング」のパフォーマンスを披露。バイエズは「僕たちがファンにブーイングするためのパフォーマンス」と説明した。これに対し、サンディ・アルダーソン球団社長は公式声明を発表し、「受け入れられるものではない。ブーイングはすべてのファンの権利だ」と選手たちの行動を批判した。

 メッツはチームが急失速し、ファンの期待を裏切る試合が続いたこともあり、ファンから容赦ないブーイングを浴びせられる時期が続いていた。ルイス・ロハス監督の解任を要求するチャントが球場に鳴り響いたこともあった。それに対し、バイエズは「僕たちは成功しないとブーイングされるんだ。だから、僕たちが成功したときにはファンがブーイングを受けるんだよ」と主張。「僕たちは機械じゃない。10打席のうち7回は失敗するんだ。ファンがブーイングをすると、チームにさらなるプレッシャーを与えることになる。それは僕たちが望んでいることではない」と思いを口にした。

 しかし、こうした選手たちの行動に対し、アルダーソンは公式声明を発表。ファンに対して「ブーイング」のパフォーマンスをすることについて「全く受け入れられるものではなく、許されるものではない」と強く批判し、さらに「ファンには自分の失望を表現する権利がある。ブーイングはすべてのファンの権利だ。メッツはプロらしくない選手の行動を容認しない。メッツのファンは忠実で、情熱的で、知識が豊富で、自分自身を表現することを惜しまない。我々はこうした資質の一つひとつを愛している」と述べた。

 ニューヨークでプレーするというのは、こうした環境のなかでプレーすることでもある。ファンにメッセージを伝えるためには、選手たちはバイエズらが見せた「ブーイング」のようなパフォーマンスではなく、試合で「勝利」という結果を残し続けるしかない。今季残り32試合、メッツの選手たちの意地に期待したい。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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