エンゼルスの左腕・キンターナがウエーバーでジャイアンツ移籍

 日本時間8月31日、ジャイアンツはウエーバーを経由してエンゼルスから左腕ホゼ・キンターナを獲得したことを発表した。現在32歳のキンターナは1年800万ドルの契約でエンゼルスに加入したものの、ここまで24試合(うち10先発)に登板して0勝3敗、3ホールド、防御率6.75と大不振。しかし、リリーフで登板した14試合では防御率3.93をマークしており、ジャイアンツは戦力になると判断したようだ。ウエーバー経由の獲得のため、エンゼルスとキンターナの契約はそのままジャイアンツに引き継がれる。

 キンターナはホワイトソックス時代とカブス時代には確実な働きを期待できる先発左腕として活躍し、2013年から4年連続で200イニング以上を投げ、2016年から4年連続で11勝以上をマーク。昨季は故障の影響もあって4試合(うち1先発)しか登板できなかったものの、メジャー通算83勝の実績を評価され、カブス時代の指揮官であるジョー・マドンが率いるエンゼルスに加わることになった。

 ところが、開幕から9試合に先発して0勝3敗、防御率7.22と大不振。5月末には左肩の炎症で故障者リスト入りし、6月下旬に戦列復帰したあとはリリーフに配置転換された。その後はチーム事情により緊急先発した1試合を除き、すべてリリーフで登板。先発した10試合では0勝3敗、防御率8.23とめった打ちを喰らっているのに対し、リリーフでは14試合で防御率3.93、奪三振22、与四球3と比較的安定したピッチングを見せており、WHIPの数値も先発時が2.06、リリーフ時は1.25と大差がついている。

 メジャー最高勝率を誇るジャイアンツはケビン・ゴーズマン、アンソニー・ディスクラファーニ、ローガン・ウェブ、アレックス・ウッド、ジョニー・クエイトの5人で先発ローテーションを形成してきたが、ウッドとクエイトが新型コロナウイルス感染拡大防止のプロトコルに従って故障者リスト入り。一時的に投手不足に陥っており、キンターナの獲得はそれをカバーする狙いがあるとみられる。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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