2年ぶりに殿堂入りセレモニー開催 ジーター、ウォーカー、シモンズらが殿堂入り

 日本時間9月9日、ニューヨーク州クーパーズタウンでアメリカ野球殿堂入りのセレモニーが開催され、2020年度の記者投票で選ばれたデレク・ジーターとラリー・ウォーカー、2020年度のベテランズ委員会の選考で選ばれたテッド・シモンズとマービン・ミラー(故人)の殿堂入りがついに実現した。最後に殿堂入りのセレモニーが行われた2019年7月以降、10人もの殿堂入りのレジェンドが亡くなり、ゲストの顔ぶれには多少の変化があったものの、大勢の観客が新たに殿堂入りを果たしたレジェンドを祝福した。

 この日の主役はもちろんヤンキースの正遊撃手、そしてキャプテンとして活躍したジーターだ。マイケル・ジョーダン、パトリック・ユーイングというバスケットボール界のレジェンド2人もスマートフォンを取り出してジーターの登場を待ち構えていた。大歓声を浴びたジーターは「この音がどんなにいいものかを忘れていたよ」と笑顔でコメント。ジャッキー・ロビンソンやハンク・アーロンといった先輩への敬意、自らをメジャーリーグの世界に送り出してくれた両親への感謝を述べ、ヤンキースの同僚やファンにも感謝を伝えた。ジーターは現在、マーリンズの最高経営責任者を務めており、「(野球という)ゲームが続くのは素晴らしいファンがいるからだ。ゲームを大切にし、プレーできることを当たり前だと思わないでほしい。(野球は)単なるゲーム以上のものだ」と現役選手たちにメッセージを送った。

 ロッキーズなどで強打者として活躍したウォーカーは、有資格初年度で殿堂入りしたジーターとは対照的に、有資格最終年となる10度目のチャレンジで殿堂入りを果たした。ステージに上がるとまず「この瞬間を忘れたくないので」とスマートフォンを取り出して大勢の観客の姿を写真に収めた。カナダ人として史上2人目の殿堂入りということもあり、母国やカナダ人として史上初の殿堂入りを果たしたファーギー・ジェンキンスへの想いを述べ、「この栄誉をすべてのカナダ人と分かち合いたい」と喜びを口にした。

 好打の捕手として活躍したシモンズは、記者投票の1年目で殿堂入り候補から脱落したあとに殿堂入りした史上初の人物となった。「クーパーズタウンへの道はたくさんある。早くたどり着く人もいれば、少し時間がかかる人もいる」と感慨深げにコメント。また、ベテランズ委員会の選考でともに殿堂入りを果たしたミラー(選手会の初代専務理事)の功績にも触れ、「彼のおかげで、私の時代から現在、そして未来のすべてのメジャーリーガーたちが多くのことをできるようになった。その偉大な人物とともに殿堂入りできることをこのうえなく誇りに思う」と語った。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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