伝統のライバル2球団がリーグ最高勝率・レイズへの挑戦権をかけて一発勝負で激突!/ALWC展望

 メジャーリーグのポストシーズンは日本時間10月6日、ア・リーグのワイルドカード・ゲームからスタートする。対戦するのはアメリカのプロスポーツ界でも屈指のライバル2球団、レッドソックスとヤンキース。ともに92勝70敗でレギュラーシーズンを終えたが、直接対決でレッドソックスが10勝9敗と勝ち越したため、一発勝負のワイルドカード・ゲームはボストンのフェンウェイ・パークで開催される。この一発勝負を制し、リーグ最高勝率のレイズへの挑戦権を獲得するのはどちらのチームだろうか。

 43年前の1978年、ヤンキースとレッドソックスは東地区(当時は東西2地区制)の優勝をかけてタイブレーカー(163試合目)を戦ったことがある。ヤンキースは2点ビハインドの7回表、伏兵バッキー・デントがフェンウェイ・パークのグリーン・モンスターを越える3ラン本塁打を放って逆転に成功。この試合を5対4で制し、そのまま世界一まで上りつめた。一戦必勝の大一番に向けて、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は「我々の準備は整っている」とやる気十分。ヤンキースのアーロン・ジャッジは「いろんなものが詰まった面白い試合になるだろう」と語った。

 今季の直接対決はレッドソックスが10勝、ヤンキースが9勝とほぼ互角。ただし、レッドソックスの対ヤンキース7連勝でスタートしたあと、残りの12試合でヤンキースが9勝3敗と大きく勝ち越し、対レッドソックス6連勝のままシーズンを終えている。9月下旬のフェンウェイ・パークでの重要な3連戦ではジャンカルロ・スタントンの大活躍もあり、ヤンキースが見事スイープ。流れはヤンキースにあると言えるだろう。

 先発はレッドソックスがネイサン・イバルディ、ヤンキースがゲリット・コール。ともに今季チーム最多投球回のエースがマウンドに上がる。イバルディは今季ヤンキース戦に6度先発して2勝を挙げているが、日本時間9月25日の試合では3回途中7安打7失点でノックアウト。一方、サイ・ヤング賞候補に挙げられているコールもシーズン最後の3先発で合計15失点、防御率7.64と成績を落としており、両先発の出来が試合のカギを握ることになる。

 レッドソックスはレギュラーシーズン最終戦で主砲J・D・マルティネスが左足首を痛めて途中交代しており、マルティネスが欠場するならば大きな痛手となる。一方のヤンキースは昨季の首位打者であるDJ・レメイヒューがヘルニアで故障者リスト入り。昨季の本塁打王ルーク・ボイトは60日間の故障者リストに登録されて今季絶望となった。また、正遊撃手ジオ・ウルシェラはレギュラーシーズン最終戦で相手のダグアウトに飛び込みながらファウルフライをキャッチするファインプレーを見せたが、その影響で肘、太もも、ふくらはぎを痛めており、プレーに多少の影響を与えるかもしれない。

 メジャーリーグ公式サイトの両チームの担当記者による予想スタメンは以下の通り。伝統のライバル対決に相応しい、熱い一戦を期待したい。

◆ヤンキース
(二)グレイバー・トーレス
(一)アンソニー・リゾー
(右)アーロン・ジャッジ
(指)ジャンカルロ・スタントン
(左)ジョーイ・ギャロ
(遊)ジオ・ウルシェラ
(中)ブレット・ガードナー
(三)ルーグネッド・オドーア
(捕)カイル・ヒガシオカ
先発投手:ゲリット・コール

◆レッドソックス
(中)エンリケ・ヘルナンデス
(一)カイル・シュワーバー
(遊)ザンダー・ボガーツ
(三)ラファエル・デバース
(指)J・D・マルティネス
(左)アレックス・ベルドゥーゴ
(右)ハンター・レンフロー
(二)クリスチャン・アローヨ
(捕)ケビン・プラウェッキー
先発投手:ネイサン・イバルディ

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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