ホワイトソックス キンブレルの年俸1600万ドルのオプション行使→トレード放出を検討か

 ホワイトソックスは今年7月のトレード・デッドラインでコディ・ホイヤーとニック・マドリガルという2人の若手選手を放出してカブスからクレイグ・キンブレルを獲得した。ところが、カブスで防御率0.49をマークしていたキンブレルは、移籍後に防御率5.09と成績を大幅に悪化させ、ポストシーズンでも防御率9.00とチームに貢献できず。来季の契約は年俸1600万ドルの球団オプションとなっているが、ホワイトソックスはこのオプションを行使したうえでキンブレルをトレードすることを検討しているようだ。

 キンブレルに関するホワイトソックスの「オプション行使→トレード放出」のプランは「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が伝えたものである。ホワイトソックスがキンブレルを獲得するために放出したマドリガルは2018年ドラフト全体4位指名の有望株で「将来の首位打者候補」とも言われる選手であり、ホワイトソックスはバイアウト100万ドルを支払ってキンブレルの契約を破棄するよりも、年俸1600万ドルのオプションを行使したうえでキンブレルをトレードすることによって、トレード失敗のダメージを最小限に抑えたいと考えているのだろう。

 カブスでの最初の2年間は全くと言っていいほど活躍できなかったキンブレルだが、今季はカブスで39試合に登板して2勝3敗23セーブ、防御率0.49の好成績をマーク。ブレーブス、パドレス、レッドソックスで絶対的クローザーとして活躍した当時の輝きを取り戻したかに思われた。しかし、ホワイトソックスでは慣れないセットアッパーを任された影響か、24試合で2勝2敗1セーブ、防御率5.09と低迷。大きな対価を支払ったホワイトソックスのキンブレル獲得は大失敗に終わってしまった。

 とはいえ、シーズン通算の成績は63試合に登板して59回2/3を投げ、4勝5敗24セーブ、防御率2.26、100奪三振、23与四球と優秀。1600万ドルという高額年俸はネックになるかもしれないが、キンブレル獲得に興味を示すチームは少なからず現れるのではないだろうか。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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