2017年王者・アストロズと2018年王者・レッドソックスがワールドシリーズ進出をかけて激突/ALCS展望

 ア・リーグは日本時間10月16日からワールドシリーズ進出をかけたリーグ優勝決定シリーズがスタートする。ホワイトソックスを3勝1敗で破ったアストロズは5年連続リーグ優勝決定シリーズ進出。一方、ワイルドカードから勝ち上がってきたレッドソックスは直近19シーズンで7度目のリーグ優勝決定シリーズ進出だ。「常連」同士の対戦と言っていいだろう。2017年にアストロズのベンチコーチとして世界一を経験したアレックス・コーラ(レッドソックス監督)は2018年のリーグ優勝決定シリーズに続いて古巣との対戦となった。

 2017年王者のアストロズと2018年王者のレッドソックスはともの強力打線を誇っている。レギュラーシーズンではアストロズがリーグ1位の863得点、レッドソックスは同5位の829得点をマーク。ポストシーズンではレッドソックスが5試合で32得点、打率.328、11本塁打、OPS.919という驚異的な数字を残しているが、アストロズも4試合で31得点、打率.288、4本塁打、OPS.803とレギュラーシーズン同様の攻撃力を維持している。

 よって、両軍の投手陣がいかに相手打線を抑え込めるかがシリーズのポイントとなる。レギュラーシーズンの数字を見ると、アストロズのチーム防御率3.78がリーグ4位であるのに対し、レッドソックスの4.26は同7位。しかし、ポストシーズンではレッドソックス(4.13)がアストロズ(4.63)より優れた数字を残している。地区シリーズで好投したランス・マカラーズJr.(右前腕の違和感)が投げられない場合、アストロズの投手陣は戦力ダウンを強いられることになる。

 ヒューストンで行われる最初の2試合は、アストロズがフランバー・バルデス(第1戦)とルイス・ガルシア(第2戦)、レッドソックスはクリス・セール(第1戦)とネイサン・イバルディ(第2戦)が先発予定。「実力」で勝るアストロズが2年ぶりのリーグ優勝を果たすのか。あるいは「勢い」で勝るレッドソックスがワイルドカードからのさらなる下剋上を成し遂げるのか。連日の打撃戦となりそうな予感も漂っている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

目次
閉じる