ヤンキース以来のWS連覇を目指すドジャースが2年連続でブレーブスと対戦/NLCS展望

 ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズは2年連続で同じ対戦カードとなった。1998~2000年に3連覇したヤンキース以来のワールドシリーズ連覇を目指すドジャースと、1995年以来26年ぶりの世界一を目指すブレーブス。昨年は最終戦までもつれる大熱戦の末、4勝3敗でドジャースがブレーブスを破ったが、今回はどんな結末が待っているのだろうか。なお、シーズン106勝を記録したドジャースだが、ワイルドカードのため、ホームフィールド・アドバンテージは東部地区王者のブレーブス(シーズン88勝)に与えられる。

 地区シリーズではブレーブスが3勝1敗でブリュワーズを退けたのに対し、ドジャースは宿敵ジャイアンツとの第5戦までもつれる熱戦を制して勝ち上がってきた。第4戦にウォーカー・ビューラー、第5戦にフリオ・ウリアスとマックス・シャーザーが登板したため、まだ初戦の先発投手が決まっていない状況。地区シリーズの最後を締めくくったシャーザーが中1日で先発するか、トニー・ゴンソリンを先発に立てるか、あるいはブルペンデーで試合に臨むことになりそうだ。一方のブレーブスは後半戦に調子を上げて地区シリーズ第2戦でも好投したエース左腕のマックス・フリードが初戦に先発する。

 レギュラーシーズンでリーグ4位のチーム防御率3.88をマークしたブレーブスは、地区シリーズの4試合で合計6失点(うち2完封)と投手陣が好調。ただし、これはブリュワーズ打線の拙攻に助けられた部分もあり、過大に評価しないよう注意が必要だ。ドジャース投手陣もここまでのポストシーズン6試合のうち5試合を2失点以内に抑えており、レギュラーシーズンでリーグ1位のチーム防御率3.01をマークした実力を存分に発揮している。

 両軍の投手陣が好調である以上、両軍の打線がいかに得点を奪えるかがポイントとなる。打撃成績はレギュラーシーズン、ポストシーズンとも大差なく、勝負どころでの一打が勝敗を分けることになるだろう。その点では、ドジャースは正一塁手マックス・マンシーに戦列復帰の見込みが立っていないのが痛い。引き続きコディ・ベリンジャーとアルバート・プーホルスのプラトーン起用が有力だ。対するブレーブスはホルヘ・ソレアーが新型コロナウイルス陽性で戦列を離れているが、フレディ・フリーマン、オースティン・ライリー、ジョク・ピーダーソンらが好調で頼りになる。

 レギュラーシーズンの勝利数では大差がついている2チームだが、勝利数ほどの実力差はないように見える。両軍の主力選手がしっかり実力を発揮すれば、2年連続で最終戦までもつれる展開となる可能性も十分にある。また、昨年に続いてウィル・スミス同士の直接対決にも注目したい。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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