アストロズのワールドシリーズ初戦の先発は左腕・バルデス 右前腕痛のマカラーズJr.は今季絶望か

 アストロズのダスティ・ベイカー監督は日本時間10月27日から始まるブレーブスとのワールドシリーズの第1戦に左腕フランバー・バルデスが先発することを発表した。バルデスはレッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発し、8回3安打1失点の快投。そこから中5日での先発登板となる。なお、右前腕の筋肉の痛みによりリーグ優勝決定シリーズのロースターを外れたランス・マカラーズJr.は、地区シリーズ第4戦以降、投球できない状態が続いており、ワールドシリーズのロースターにも登録されない見込みとなっている。

 ベイカーは第2戦以降の先発投手について明言を避けたものの、リーグ優勝決定シリーズと同様に、第2戦にルイス・ガルシア、第3戦にホゼ・ウルキディが先発することが予想されている。リーグ優勝決定シリーズでは第2戦でガルシアが右膝の違和感により降板し、第4戦に先発予定だったジェイク・オドリッジが急遽リリーフ登板。オドリッジの代わりにザック・グレインキーが第4戦に先発したが、ワールドシリーズ第4戦の先発はオドリッジかグレインキーのどちらかになるとみられる。

 そんななか、グレインキーは日本時間10月25日に本拠地ミニッツメイド・パークで行われた実戦形式の打撃練習に登板。50球以上を投げたグレインキーに対してブレント・ストロム投手コーチは「私は自分の目で見たものを気に入ったよ。彼はすべての球種を投げ、しっかり仕事をしていた。ワールドシリーズでチームに貢献してくれると確信している」と高評価を与えており、リーグ優勝決定シリーズと同様に、第4戦はグレインキーが先発することになりそうだ。

 一方、戦線離脱中のマカラーズJr.について、ジェームス・クリックGMは「彼に不可能なことはない」とコメント。「ロースターの提出期限ギリギリまで彼の状態を見極めるつもりだ。コーチやトレーナー、そして彼自身と相談しながら決めたい」と語り、マカラーズJr.がワールドシリーズでロースター入りする可能性を排除することはしなかった。ただし、戦列復帰できる可能性は低いとみられている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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