レッドソックスの強打者J・D・マルティネスはオプトアウト権を行使せず 5年契約最終年も残留へ

 強打者J・D・マルティネスは2018年2月にレッドソックスと5年1億1000万ドルの大型契約を結んだ際、2年目、3年目、4年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利を与えられていたが、3年連続でこの権利を行使しないことを選択。今後トレードなどがない限り、5年契約の最終年もレッドソックスでプレーすることになった。昨季の不振を脱してキャリア4度目のオールスター・ゲームに選出されたマルティネスだが、労使交渉のもつれによるロックダウンが噂されるなか、FA市場に出るのは得策でないと判断したのだろう。

 昨季は新型コロナウイルスのパンデミックのなかで行われた短縮シーズンで試合中のビデオルームの使用が制限され、その影響もあって54試合で打率.213、7本塁打、27打点、OPS.680という大不振に陥ったマルティネス。しかし、今季はメジャー最多タイの42二塁打を放つなど、148試合に出場して打率.286、28本塁打、99打点、OPS.867と強打を取り戻し、2年ぶり4度目のオールスター・ゲーム選出を果たした。とはいえ、全盛期ほどの破壊力はなく、FA市場に出た場合に既存の契約(残り1年1937万5000ドル)よりも好条件のオファーを得られる保証はなかった。

 レッドソックスは今季途中に加入したカイル・シュワーバーがFAとなったが、マルティネスの残留によりDHが埋まったため、シュワーバーとの再契約に影響が出るかもしれない。一塁には今季新人ながら25本塁打を放ったボビー・ダルベックに加え、来季は有望株トリストン・カサスの昇格も予想されており、外野はアレックス・ベルドゥーゴ、エンリケ・ヘルナンデス、ハンター・レンフローの3人で埋まっている。シュワーバーと再契約する場合は、ベルドゥーゴを左翼から中堅、ヘルナンデスを中堅から二塁へ移し、左翼を空けることになりそうだ。

 マルティネスが残留することになったレッドソックスは、正捕手クリスチャン・バスケスの年俸700万ドルの来季オプションを行使。一方でギャレット・リチャーズとマーティン・ペレスの来季オプションを破棄し、両投手はFAとなっている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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