今オフのFA市場で「最大の契約」を得る投手は右腕・ゴーズマンか 対抗馬は左腕・レイ

 2019年オフのゲリット・コール(ヤンキース)や2020年オフのトレバー・バウアー(ドジャース)のように、その年のFA市場における「最高の投手」が「最大の契約」を得るのは自然な流れだが、今オフはそうならない可能性が高い。「最高の投手」と目されるマックス・シャーザーは37歳と高齢であり、比較的短い期間の契約になることが予想されているからだ。「ESPN」の4人の記者の予想では、「最大の契約」を得る投手は満場一致でケビン・ゴーズマン。対抗馬はロビー・レイとなりそうだ。

 現在30歳のゴーズマンは、今季ジャイアンツで33試合に先発して192イニングを投げ、14勝6敗、防御率2.81、227奪三振の好成績をマーク。2012年ドラフト全体4位指名から長い時間を要したが、自慢のスプリッターを武器に一流投手の仲間入りを果たした。「ESPN」のバスター・オルニー記者は「契約総額ではゴーズマンが(投手では)トップになると思う。ジャイアンツ在籍期間で大きく飛躍を遂げた。彼の世代におけるチャーリー・モートンみたいな存在になるんじゃないかな」と指摘。同僚のアルデン・ゴンザレス記者は「バスターはおそらく正しい」と同意しつつ、対抗馬にア・リーグのサイ・ヤング賞の最有力候補とみられるレイの名前を挙げた。

 ゴンザレス記者はゴーズマンが2020年から好成績を残していたことを踏まえ、「レイよりもゴーズマンのほうが一流の成績を残した期間はわずかに長い」と指摘。ただし、「能力の上限はレイのほうがわずかに高いと思う」とも述べている。もう1つ、ゴーズマンにとって有利となる点は、クオリファイング・オファーの対象でないことだろう。レイはブルージェイズからクオリファイング・オファーを提示されているため、他球団がレイを獲得する場合、ドラフト指名権を手放さなければならない。よって、レイよりもゴーズマンに人気が集まる可能性がある。

 ちなみに、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はゴーズマンを6年1億3800万ドル(年平均2300万ドル)、レイを5年1億3000万ドル(年平均2600万ドル)と予想しており、契約総額ではゴーズマンに軍配。なお、シャーザーは3年1億2000万ドル(年平均4000万ドル)と予想されている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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