パイレーツが32歳のベテラン左腕・キンターナと契約合意 1年200万ドル前後との報道

 複数の関係者によると、ジャイアンツからFAとなったベテラン左腕ホゼ・キンターナがパイレーツとの1年契約に合意したようだ。契約規模は200万ドル前後であることが報じられている。再建期のパイレーツはある程度のイニング消化を計算できる「イニングイーター」を必要としており、2013年から4年連続で200イニング以上、同年から7年連続で170イニング以上を投げたキンターナはそのニーズに合致する。近年は不振が続いているが、新天地パイレーツで復活なるか注目だ。

 現在32歳のキンターナは、今季1年800万ドルでエンゼルスと契約。ホワイトソックス時代やカブス時代の実績を買われ、先発ローテーションの一角として期待されたものの、5月末の時点で0勝3敗、防御率7.22と低迷し、先発ローテーションから外された。その後はブルペンに回ったが、状況は好転せず、8月末にウエーバーでジャイアンツへ移籍。シーズン終了を待たずにDFAでロースターの40人枠から外され、結局2球団合計で29試合(うち10先発)に登板して0勝3敗、4ホールド、防御率6.43に終わった。

 メジャー10年間で通算83勝をマークするなど実績は豊富であり、自己最多タイの13勝を挙げた2016年にはオールスター・ゲーム選出。シーズン途中でカブスへ移籍した2017年は自身初のシーズン200奪三振をクリアした。2016~19年には4年連続で2ケタ勝利をマーク。通算83勝はコロンビア出身の投手ではフリオ・テーランの78勝を上回る歴代最多勝記録である。

 パイレーツはスティーブン・ブロールト、JT・ブルベイカー、ブライス・ウィルソン、ミッチ・ケラーらが来季の先発候補だが、規定投球回到達の経験がある投手は1人もおらず、ブルベイカーが今季投げた124回1/3が最多という状況。よって、ここ2年は故障と不振が続いているとはいえ、実績豊富なキンターナは「イニングイーター」として貴重な戦力となりそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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