メッツがメジャー経験のない有望株・プラマーとメジャー契約 カージナルスからFA

 日本時間11月25日、メッツはカージナルスからFAとなったプロスペクト外野手、ニック・プラマーとメジャー契約を結んだことを発表した。現在25歳のプラマーは、2015年ドラフト1巡目(全体23位)指名でカージナルスに入団後、プロの壁にぶつかって苦しんでいたものの、今季はマイナー2階級合計で出塁率.415、OPS.894を記録するなどブレイク。シーズン終了後、カージナルスがプラマーをロースターの40人枠に登録しなかったため、プラマーは自身の希望でFAとなっていた。

 2019年までA+級より上の階級でのプレー経験がなかったプラマーだが、今季はAA級で開幕を迎え、90試合に出場して打率.283、13本塁打、46打点、9盗塁、出塁率.404、OPS.893を記録。AAA級に昇格後も27試合で打率.267、2本塁打、8打点、4盗塁、出塁率.455、OPS.895と結果を残し、シーズントータルでは117試合に出場して打率.280、15本塁打、54打点、13盗塁、出塁率.415、OPS.894をマークした。キャリア序盤に受けた複数回の手首の手術を乗り越え、ようやくドラフト1巡目指名のポテンシャルが開花。カージナルスでメジャー昇格を果たすことはできなかったものの、メッツとのメジャー契約を手に入れた(メジャー昇格の場合はメジャー最低保証年俸)。

 メッツは今オフ、マイケル・コンフォートとケビン・ピラーがFAとなり、外野の選手層が薄くなっている。現時点では左翼にドミニク・スミス、中堅にブランドン・ニモ、右翼にジェフ・マクニールが入る布陣が予想されているが、マクニールは本来内野手であり、コンフォートとの再契約、もしくはコンフォートに代わる外野手の獲得を目指しているとみられる。控え外野手もサービスタイム1年未満のカリル・リーとマーク・ペイトンという顔ぶれであり、今後の補強次第とはいえ、プラマーにも開幕ロースター入りのチャンスは十分にありそうだ。

 カージナルスは今季メジャーデビューしたラーズ・ニュートバーがアリゾナ秋季リーグで大活躍して来季のブレイクを予感させ、2020年ドラフト2巡目指名のアレック・バールソンはプロ1年目のシーズンで早くもAAA級に到達。そうしたチーム事情もあり、プラマーをロースターの40人枠に登録しなかった。この判断が吉と出るか凶と出るかは、今後のプラマーの活躍次第だ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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