オリオールズ 今年5月にノーヒッター達成のエース左腕・ミーンズのトレードを交渉中か

「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、オリオールズは今年5月にノーヒッターを達成したエース左腕、ジョン・ミーンズのトレードを交渉しているようだ。現在28歳のミーンズは、今オフ初めて年俸調停権を取得し、来季の年俸は310万ドル前後まで上昇することが予想されている。今季110敗を喫したオリオールズは、本格的な勝負モードに移行するまであと数年かかるとみられており、オリオールズはあと3年保有できるミーンズがチーム再建のサイクルにフィットしないと判断したとみられる。

 ミーンズはメジャー2年目の2019年に31試合(うち27先発)に登板して155イニングを投げ、12勝11敗、防御率3.60、121奪三振をマーク。オールスター・ゲームに選出され、新人王投票では満票受賞のヨーダン・アルバレス(アストロズ)に次ぐ2位に入った。昨季は最初の6先発を終えた時点で防御率8点台の大乱調だったが、最後の4先発で防御率1.52の快投を披露。その好調を今季も維持し、5月5日のマリナーズ戦で振り逃げ1人だけのノーヒッター(準完全試合)を達成するなど、5月下旬まで防御率1点台をキープした。

 ところが、6月上旬に左肩痛で戦列を離れると、復帰後は失速。シーズントータルでは、26試合に先発して146回2/3を投げ、6勝9敗、防御率3.62、134奪三振と平凡な成績に終わった。とはいえ、オリオールズで唯一とも言えるメジャーレベルの先発投手であり、FAまであと3年保有できるため、トレードに出せばある程度の対価を得ることはできるだろう。

 過去3年間、オリオールズで7試合以上に先発した18人の投手のうち、5点未満の防御率を記録したのはミーンズを含めて3人だけ。ミーンズ以外の2人(ディラン・バンディとアンドリュー・キャッシュナー)はすでにチームを離れている。つまり、ミーンズを放出した場合、オリオールズにはせいぜい防御率5点台レベルの先発投手しか残らない。グレイソン・ロドリゲスやDL・ホールといった若手有望株の昇格が近付いているとはいえ、オリオールズのファンはもうしばらくのあいだ、我慢を強いられることになりそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

目次
閉じる