ライセル・イグレシアスをめぐってエンゼルスとフィリーズが争奪戦か 予想額は4年5600万ドル

 今オフのFA市場における「最高のリリーバー」と言われているのがエンゼルスからFAとなったライセル・イグレシアスだ。エンゼルスはクオリファイング・オファーを拒否されたあとも守護神イグレシアスとの再契約を目指しているが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者は「フィリーズとの激しい争奪戦になる可能性がある」と指摘。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者も「フィリーズはクローザーの補強が最優先」と述べている。エンゼルスは争奪戦を制して守護神をキープすることができるのだろうか。

 フィリーズは短縮シーズンの2020年に救援防御率7.06という悲惨な数字を叩き出し、今季はホゼ・アルバラード、サム・クーンロッド、アーチー・ブラッドリー、ブランドン・キンツラーらをブルペンに加えて開幕を迎えた。ところが、戦力アップしたはずのブルペンは思うように機能せず、7月末にはレンジャーズでクローザーを務めていたイアン・ケネディを獲得したものの、効果は今一つ。昨季と比較すれば大幅に改善されたとはいえ、救援防御率4.60はメジャー25位に過ぎなかった。

 しかも、クローザーのヘクター・ネリス、セットアッパーのブラッドリー、今季途中に加入したケネディの3人がいずれもFAとなっており、現時点では今季防御率4点台のアルバラードがクローザーの筆頭候補という状況。そうしたチーム事情もあり、ヘイマン記者によると、フィリーズは「他の補強ポイントよりもクローザーの補強を優先している」という。

「MLBトレード・ルーマーズ」はFA選手ランキングトップ50でイグレシアスをリリーバーとしては最上位の17位に位置付けており、契約規模を4年5600万ドルと予想している。クローザーがいないのはエンゼルスも同じであり、争奪戦はエンゼルスとフィリーズの2球団が中心となるのは間違いない。今季の「オールMLB」のセカンドチームに選ばれたイグレシアスは、来季どのチームのユニフォームを着るのだろうか。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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