アストロズがブルペン補強 32歳のリリーフ右腕・ネリスと2年1700万ドルで契約合意

 メジャーリーグ公式サイトでフィリーズを担当するトッド・ゾレッキー記者が関係者から得た情報によると、アストロズはフィリーズからFAとなった救援右腕ヘクター・ネリスと2年1700万ドルで契約合意に達したようだ。現在32歳のノリスは通算84セーブと55ホールドを記録しているように、フィリーズのクローザーないしセットアッパーとして活躍し、メジャー8年間で405試合に登板して防御率3.42、奪三振率11.48、被打率.220、WHIP1.19を記録。アナリティクスに長けたアストロズでどんな進化を遂げるか注目される。

 ネリスは今季フィリーズで74試合に登板して74回1/3を投げ、4勝7敗12セーブ、11ホールド、防御率3.63を記録。前半戦は防御率4.72と安定感を欠き、クローザー失格となったが、中継ぎに回った後半戦は防御率2.70をマークした。月別に見ると、6月は防御率8.22、7月も防御率6.94と乱調。この2ヶ月を除いた防御率は2.29と非常に優秀だった。

 アストロズは今季途中に獲得したケンドール・グレイブマンがFAとなり、ホワイトソックスと3年2400万ドルで合意したことが報じられており、ネリスはその穴埋め役を担うことになる。クローザーのライアン・プレスリーを中心に、ライン・スタネック、フィル・メイトン、ブレイク・テイラー、ペドロ・バイエズなど、ブルペンの頭数は揃っており、今後は残りの補強予算でカルロス・コレアのFAにより空席となっている遊撃手の補強を目指すことになりそうだ。

 アストロズが今季と同レベルのペイロールを維持すると仮定すれば、残りの補強資金は2000万ドル弱。この金額ではコレアとの再契約は絶望的であり、コリー・シーガーら他のスター遊撃手の獲得も難しいと思われる。球団内では巧打好守のジェレミー・ペーニャが着実に育っており、ペーニャまでの「つなぎ役」となる遊撃手が補強ターゲットになる可能性もありそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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