アスレチックスの新監督が46歳のコッツェイに決定 メジャー生活17年の元強肩外野手

2011年途中から今季まで監督を務めたボブ・メルビンがパドレスへ移籍し、後任探しを進めていたアスレチックスの新監督がマーク・コッツェイに決まったようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者が第一報を伝えた。アスレチックスはメルビンが築き上げた「勝利の伝統」を継承できる監督を求めていたとみられるが、2016年からメルビンのもとでコーチを務めてきたコッツェイはまさにうってつけの存在。三塁ベースコーチからの内部昇格で球団史上31人目の監督に就任することになった。
現在46歳のコッツェイは、現役時代は強肩好打の外野手としてアスレチックスでの4年間(2004~07年)を含め、メジャーで17年間プレー。2013年限りで引退し、2014年はパドレスのフロントオフィスで特別アシスタント、2015年はパドレスの打撃コーチを務めた。2016年からベンチコーチとしてアスレチックスに加わり、2017~20年はクオリティコントロールコーチを担当。今季は三塁ベースコーチを務め、監督業は今回が初めてとなる。
アスレチックスは新監督探しの1次面接を開始した時点で候補者を6人に絞っていたが、その6人はいずれもメジャーでの監督経験がなかった。6人のうちコッツェイを含む3人が自軍のコーチだったことからも、アスレチックスがメルビン路線の継承を重視していたことがうかがえる。コッツェイは近年、タイガース、アストロズ、ジャイアンツなど他球団の監督候補にも名前が挙がっていたが、ついにメジャーの監督を任されることになった。
コッツェイにとってコーチングスタッフの編成が監督として最初の仕事になる。今季のコーチングスタッフの大半は来季も契約が残っているが、ベンチコーチのライアン・クリステンソンはメルビンのあとを追ってパドレスへ移籍。コッツェイは自身の「右腕」となるベンチコーチを探す必要がある。なお、打撃コーチのダレン・ブッシュとブルペンコーチのマーカス・ジェンセンもコッツェイとともに新監督候補となっていた。
引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media