生年別の合計WARランキング グレインキーら多数の殿堂入り候補を擁する1983年がダントツ

 メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は、データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出している総合指標WARをもとに、生年別の合計WARランキングを紹介する特集記事を公開した。1975年以降のすべての年が対象となり、1983年が合計1369.3でトップに。ザック・グレインキー、ジャスティン・バーランダー、ミゲル・カブレラなど多くの殿堂入り候補を擁し、バリー・ボンズを筆頭に合計1238.5を記録した2位の1964年に130以上の大差をつけた。

 1983年生まれのトップ5はグレインキー(73.1)、バーランダー(71.8)、カブレラ(68.7)、ジョーイ・ボットー(64.6)、コール・ハメルズ(59.3)という顔ぶれ。いずれも現役選手であり、1983年生まれの合計WARは今後さらに伸びる可能性がある。他にはジョー・マウアー(55.2)、ダスティン・ペドロイア(51.9)、ライアン・ブラウン(47.1)らも1983年生まれ。グレインキー、バーランダー、カブレラの3人は将来の殿堂入りが確実視されており、ボットーとマウアーにも十分にチャンスがある。合計WARランキング1位に相応しく、多数の殿堂入り選手を輩出することになりそうだ。

 2位の1964年はボンズ(162.7)が圧倒的な数字を残している。通算WARはベーブ・ルース(183.1)、ウォルター・ジョンソン(164.8)、サイ・ヤング(163.6)に次ぐメジャー史上4位の大記録。1964年生まれの殿堂入り選手はバリー・ラーキン(70.5)だけだが、ラファエル・パルメイロ(71.9)、ブレット・セイバーヘイゲン(58.9)、ウィル・クラーク(56.5)、ドワイト・グッデン(52.9)、エリス・バークス(49.8)など一時代を築いた好選手がズラリと並んでいる。

 3位の1968年は合計1221.3を記録。マイク・ムシーナ(82.8)、ジェフ・バグウェル(79.9)、フランク・トーマス(73.8)、ロベルト・アロマー(67.0)、マイク・ピアッツァ(59.5)と5人の殿堂入り選手を輩出した。他にはゲーリー・シェフィールド(60.5)、サミー・ソーサ(58.6)、ジョン・オルルド(58.2)、ジェフ・ケント(55.5)、バーニー・ウィリアムス(49.6)らも1968年生まれ。1990年代~2000年代のメジャーリーグ・ファンにとってはたまらない顔ぶれだ。

 なお、4位以下の合計WARと最高WARの選手は以下の通り。

4位 1967年(1170.7)ジョン・スモルツ(69.0)
5位 1960年(1150.1)カル・リプケンJr.(95.9)
6位 1975年(1086.3)アレックス・ロドリゲス(117.5)
7位 1962年(1083.2)ロジャー・クレメンス(139.2)
8位 1966年(1057.9)グレッグ・マダックス(106.6)
9位 1963年(1042.5)ランディ・ジョンソン(101.1)
10位 1949年(1034.8)マイク・シュミット(106.9)
11位 1984年(1020.9)マックス・シャーザー(67.1)
12位 1944年(1006.3)トム・シーバー(109.9)
13位 1887年(1005.5)ウォルター・ジョンソン(164.8)
14位 1987年(999.3)ポール・ゴールドシュミット(50.7)
15位 1977年(989.6)カルロス・ベルトラン(70.1)
16位 1956年(954.0)ポール・モリター(75.7)
17位 1965年(945.2)ケビン・ブラウン(67.8)
18位 1947年(939.0)ノーラン・ライアン(81.3)
19位 1974年(927.2)デレク・ジーター(71.3)
20位 1972年(915.9)チッパー・ジョーンズ(85.3)

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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