各球団の「1990年代最高の選手」 メジャーリーグ公式サイトのレイッチ記者が選出

 メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチ記者は各球団の「1990年代最高の選手」を選出する特集記事を公開した。選出にあたり、レイッチ記者はデータサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARを参考にしているものの、あくまでも参考に過ぎず、成績と同じくらい印象度も重視されている。なお、1980年代とは異なり、1993年加盟のマーリンズとロッキーズ、1998年加盟のレイズとダイヤモンドバックスも対象となり、全30球団から「1990年代最高の選手」が選出されている。

 レイッチ記者が選出した各球団の「1990年代最高の選手」は以下の通り。

オリオールズ:カル・リプケンJr.三塁手
●MVPを受賞した1991年にWAR11.5を記録。過去50年間でこれを上回った野手はバリー・ボンズだけ。

レッドソックス:ロジャー・クレメンス投手
●ア・リーグで3年連続最優秀防御率(1990~92年)はレフティ・グローブ(1929~32年=4年連続)以来の快挙。

ヤンキース:バーニー・ウィリアムス中堅手
●1990年代にチーム1位の出場試合、打席、得点、安打、本塁打、四球、盗塁、WARを記録。

レイズ:フレッド・マグリフ一塁手
●球団創設時の主砲。1990年代の10年間で合計300本塁打を記録。

ブルージェイズ:ジョン・オルルド一塁手
●同一シーズン(1993年)に打率.360、出塁率.470、50二塁打を達成したのはメジャー66年ぶりの快挙。

ホワイトソックス:フランク・トーマス一塁手
●メジャー最初の10年間(1990~99年)で300本塁打、OPS1.000をクリアしたのはメジャー史上4人だけ。

ガーディアンズ:ケニー・ロフトン中堅手
●1992年から5年連続盗塁王。この間、シーズン平均65盗塁を記録。

タイガース:セシル・フィルダー一塁手
●1990年に51本塁打。シーズン50本塁打は球団史上2人だけ(1938年のハンク・グリーンバーグが58本塁打)。

ロイヤルズ:ケビン・エイピアー投手
●1990年からの8年間で「ERA+」の球団史上トップ14のうち5つを記録(1993年はリーグ1位)。

ツインズ:チャック・ノブロック二塁手
●1996年にWAR8.7を記録。球団史上、野手でこれを上回るのは1977年のロッド・カルー(9.7)だけ。

アストロズ:ジェフ・バグウェル一塁手
●1994~99年の6年間でシーズン平均111四球、113得点、116打点、「OPS+」170を記録。

エンゼルス:ティム・サーモン右翼手
●オールスター開始の1933年以降、通算WAR40.6は球宴選出0回の野手では史上2位の数字。

アスレチックス:リッキー・ヘンダーソン左翼手
●1990年にMVP受賞。タイ・カッブ以降、シーズン60盗塁かつOPS1.000以上は1976年のジョー・モーガンと2人だけ。

マリナーズ:ケン・グリフィーJr.中堅手
●10年連続ゴールドグラブ賞。1990年代の382本塁打と1091打点はメジャー2位の数字。

レンジャーズ:イバン・ロドリゲス捕手
●1996~99年の4年間で合計342度の盗塁企図に対して盗塁阻止率55%を記録。

ブレーブス:グレッグ・マダックス投手
●1994年から2年連続で200イニング以上かつ「ERA+」260以上。複数回の達成は史上唯一。

マーリンズ:ゲーリー・シェフィールド右翼手
●在籍6年間で記録した「OPS+」156は球団史上ダントツの数字。

メッツ:エドガルド・アルファンゾ二塁手
●WAR4.0以上を記録した球団史上唯一の二塁手。1997年と1999年はともにWAR6.0以上。

フィリーズ:カート・シリング投手
●1990年代にシーズン300奪三振を達成した3人のうちの1人(1997年から2年連続で達成)。

ナショナルズ:ラリー・ウォーカー右翼手
●1990~94年の5年間しか在籍していないが、WAR21.3は1990年代の野手でチームトップの数字。

カブス:サミー・ソーサ右翼手
●1990年代に300本塁打以上を記録した9人のうちの1人(332本塁打)。

レッズ:バリー・ラーキン遊撃手
●1995年にMVP受賞。翌1996年はキャリアハイのWAR7.2と33本塁打を記録。

ブリュワーズ:ジェフ・シリーロ三塁手
●130試合以上に出場した4シーズンのうち3シーズンで打率.321以上を記録。

パイレーツ:ジェイ・ベル遊撃手
●オールスター選出の1993年にシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞。

カージナルス:レイ・ランクフォード中堅手
●1990年代に記録したWAR36.1は野手でチームトップの数字。

ダイヤモンドバックス:ジェイ・ベル遊撃手/二塁手
●球団創設2年目で地区優勝した1999年にチーム最多の38本塁打を記録。

ロッキーズ:ラリー・ウォーカー右翼手
●1997年にメジャー1位の409塁打を記録。1990年代ではメジャー2位の好成績。

ドジャース:マイク・ピアッツァ捕手
●1992年デビューにもかかわらず、1990年代に放った240本塁打は2位に78本差で捕手ダントツの数字。

パドレス:トニー・グウィン右翼手
●1990年代の打率.344はメジャー1位の数字(3000打席以上)。

ジャイアンツ:バリー・ボンズ左翼手
●1990年代に記録したWAR80.2は野手メジャー1位の数字。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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