労使交渉に進展なし 「現時点で次回交渉の予定なし」とナイチンゲール記者が伝える

 ロックアウト突入から1カ月以上が経過し、新年を迎えたメジャーリーグだが、労使交渉に目立った進展が見られない状況が続いている。「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者は先月、主要な経済問題について年明けまで交渉が行われない予定であることを伝えていたが、「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が日本時間1月4日に伝えたところによると、現時点では次回交渉の予定すら決まっていないようだ。話し合うべき項目が非常に多い今回の労使交渉だが、シーズン開幕に影響が出ないように決着させることはできるのだろうか。

 ロックアウト突入後、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の双方が早期の交渉再開を望んでいることを明言し、交渉のテーブルにつこうとしない相手側を批判していた。双方が交渉再開を望んでいるのであれば、すぐにでも労使交渉が再開されそうなものだが、交渉再開の気配はなし。12月に何度か交渉の場が設けられたものの、主要な問題に関する議論は先延ばしにされ、目立った進展は見られなかった。労使交渉に専念するためにスタートしたロックアウトだが、シーズン開幕に影響が出ることも懸念され始めている。

 メジャー球団同士のオープン戦は日本時間2月27日にスタートする。FA選手との契約やトレードに必要な期間を考慮し、ナイチンゲール記者はスプリング・トレーニングを滞りなくスタートするための「ソフトなデッドライン」として2月1日を挙げていたが、この日まで残り1カ月を切っている。日本時間4月1日のシーズン開幕を無事に迎えるためのデッドラインは3月1日と言われているが、残り2ヶ月弱で新たな労使協定の合意を迎えることはできるのだろうか。

 なお、日本時間1月4日には「ジ・アスレチック」などで活躍する敏腕記者ケン・ローゼンタールが「MLBネットワーク」との契約を更新されなかったことが明らかになった。2020年に執筆したコラムのなかでロブ・マンフレッド・コミッショナーを批判したことが直接の原因であると報じられている。ファンからの不信感は高まる一方だが、マンフレッド・コミッショナーが労使交渉でリーダーシップを発揮し、周囲から向けられる懐疑の目を一掃できるか注目したい。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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