元レッドソックス・コルシが闘病生活の末に60歳で死去 末期がんを公表してからわずか2日後

 日本時間1月5日、アスレチックス、レッドソックスなど5チームで合計10年間プレーしたジム・コルシが肝臓がんと大腸がんの闘病の末、60歳で死去したことが明らかになった。ボストンの「WBZチャンネル4」でコルシの特集が放映され、末期がんを公表してからわずか2日後の出来事。コルシは広い心の持ち主で、温厚な人柄で知られており、アスレチックスとレッドソックスで一緒にプレーしたデニス・エカーズリーなど、多くのチームメイトや関係者から愛される存在だった。

 マサチューセッツ州出身のコルシは1982年ドラフト25巡目でヤンキースから指名を受けてプロ入り。1988年に当時黄金期を迎えていたアスレチックスでメジャーデビューを果たし、翌1989年には22試合で防御率1.88の好成績を残した。1991年アストロズ、1992年アスレチックス、1993年マーリンズと移籍を繰り返したが、1995年から再びアスレチックスでプレー。1996年には56試合に登板して自己最多の6勝を挙げた。1997年からは地元球団のレッドソックスへ移り、1998年には自己最多の59試合に登板して防御率2.59をマーク。1999年途中にレッドソックスを解雇され、最後はオリオールズでプレーして引退した。

 コルシが「WBZチャンネル4」で放映された特集のなかで視聴者に伝えたメッセージの1つは、若い頃に大腸内視鏡検査を受けなかったのは間違いだった、というもの。「若い頃に(大腸内視鏡検査を受けないという)間違いを犯してしまった」と涙をこらえながら語ったコルシは「(検査を)受けておくべきだった。もしあなたがそこにいるなら、待つ必要はありません。愚かになってはいけません。僕はプロのアスリートだったから、無敵で強いと思っていた」と視聴者に訴えた。

 コルシの余命が短いことを知った家族は、コルシがバージンロードを歩けるように、当初2022年10月に予定されていた娘・ジュリアンの結婚式を昨年10月に開催。コルシの家族全員にとって感動的な式となったという。なお、メジャーで10年間プレーしたコルシの通算成績は、368試合(うち1先発)に登板して22勝24敗7セーブ、防御率3.25。ポストシーズンにはアスレチックス時代の1992年とレッドソックス時代の1998年、合計2度出場した。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

目次
閉じる