ベルトレイ、ソリアーノら「1年だけ在籍して大活躍した選手」 メジャーリーグ公式サイトが特集

 メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモン記者は、1シーズンだけチームに在籍して大活躍した選手を紹介する特集記事を公開した。今回の特集ではフルシーズンをそのチームでプレーした選手のみが対象となり、1998年アストロズのランディ・ジョンソンや2008年ブリュワーズのCC・サバシアのようにシーズン途中に加入した選手は除外されている。それでもマリナーズ時代の不振を脱したエイドリアン・ベルトレイや史上4人目の「40-40」を達成したアルフォンゾ・ソリアーノなど、非常に豪華な面々が選ばれている。

エイドリアン・ベルトレイ(2010年レッドソックス)

 有資格初年度となる2024年度に殿堂入りすることが確実視されているベルトレイにとって、レッドソックス移籍は大きなターニングポイントとなった。2004年ドジャースで48本塁打の大活躍を見せ、大型契約でマリナーズに加入したものの、マリナーズで過ごした5年間は平凡な成績に終始。しかし、レッドソックスに1年契約で加入した2010年にフェンウェイ・パークの助けも借りて打率.321、49二塁打、28本塁打、102打点、OPS.919という好成績を残し、翌年以降のレンジャーズでの活躍につなげた。

アルフォンゾ・ソリアーノ(2006年ナショナルズ)

 2005年に誕生したナショナルズが得点力アップの切り札としてトレードで獲得したのがソリアーノだった。ソリアーノはその期待に応え、打率.277、46本塁打、95打点、41盗塁、OPS.911の大活躍。ホゼ・カンセコ、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲスに続いてメジャー史上4人目となる「40-40」を達成し、FA市場で大型契約を獲得してカブスへ去っていった。

イバン・ロドリゲス(2003年マーリンズ)

 12年間プレーしたレンジャーズからFAとなった「球界ナンバーワン捕手」が新天地に選んだのはマーリンズだった。打率.297、36二塁打、16本塁打、85打点、OPS.843をマークした攻撃面だけでなく、強肩と豊富な経験を生かした守備面でもチームの躍進に大きく貢献。カブスとのリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、若手が多いチームをリーダーとして牽引し、球団史上2度目のワールドシリーズへ導いた。

マイク・ハンプトン(2000年メッツ)

 1999年にワールドシリーズ進出をあと一歩のところで逃したメッツが補強の目玉としてトレードで獲得したのがハンプトンだった。前年にリーグ最多の22勝を挙げたハンプトンは、メッツでも15勝10敗、防御率3.14と安定した活躍。カージナルスとのリーグ優勝決定シリーズでは2度の先発で合計16イニングを無失点に抑える快投を見せ、MVPに選ばれた。ワールドシリーズではヤンキースに敗れたものの、チームをリーグ優勝へ導く見事な働きだった。

ケビン・ブラウン(1998年パドレス)

 1997年にワールドシリーズを制したマーリンズの大規模なチーム解体により、ブラウンはパドレスへトレードされた。ブラウンはここで18勝7敗、防御率2.38、257奪三振という素晴らしい活躍を見せ、リーグ優勝に大きく貢献。オフにFAとなり、史上初の「1億ドル・プレーヤー」としてドジャースへ移籍した。

ジャック・モリス(1991年ツインズ)

 1991年のワールドシリーズはツインズ対ブレーブスという前年最下位チーム同士の対戦となったが、そのワールドシリーズで3試合に先発し、第7戦の10イニング完封を含む2勝を挙げてMVPに輝いたのがモリスだった。ポストシーズンだけでなく、レギュラーシーズンでも18勝12敗、防御率3.43をマーク。1984年タイガース、1992年ブルージェイズと合計3球団でワールドシリーズ制覇を経験した。

グース・ゴセージ(1977年パイレーツ)

 1976年にホワイトソックスで先発転向が上手くいかなかったゴセージは、トレードでパイレーツに加入した1977年はリリーフに専念。72試合に登板して133イニングを投げ、11勝9敗26セーブ、防御率1.62、151奪三振という大活躍を見せた。同年オフにFAでヤンキースへ移籍し、殿堂入りの名クローザーへの道を本格的に歩み出すことになる。

レジー・ジャクソン(1976年オリオールズ)

 アスレチックスやヤンキース、あるいはエンゼルスのイメージが強いジャクソンだが、FA前年に1年だけオリオールズでプレーした。この年、ジャクソンは打率.277、27本塁打、91打点、28盗塁、OPS.853を記録。長打率.502はリーグ1位だった。アスレチックスからオリオールズを経てヤンキースに加入したジャクソンは、1977年ワールドシリーズ第6戦の3打席連続初球アーチで球史に名を残すことになる。

ディック・アレン(1970年カージナルス、1971年ドジャース)

 1960年代後半から1970年代前半にかけてメジャーを代表する強打者として活躍したアレンは、1969年オフにフィリーズからカージナルスへ、1970年オフにカージナルスからドジャースへ、1971年オフにドジャースからホワイトソックスへと3年連続でトレードされた。カージナルスでは打率.279、34本塁打、101打点、OPS.937、ドジャースでは打率.295、23本塁打、90打点、OPS.863を記録。ホワイトソックスへ移籍した1972年はMVPに輝いている。

ロジャース・ホーンスビー(1927年ジャイアンツ、1928年ブレーブス)

 カージナルスで2度の三冠王を含む輝かしい実績を残したホーンスビーは、1926年オフに契約交渉がこじれてジャイアンツへトレードされた。1927年はジャイアンツで打率.361、26本塁打、125打点、OPS1.035という見事な活躍。ブレーブスへ移籍した1928年も打率.387、21本塁打、94打点、OPS1.130の好成績を残したが、同年オフにカブスへ放出され、ジャイアンツとブレーブスでプレーしたのはともに1年限りだった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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