ロイヤルズ期待の超有望株ボビー・ウィットJr. 「プレッシャーは何よりのモチベーション」

 今季のア・リーグ新人王の有力候補の1人として期待されているのがロイヤルズの超有望株ボビー・ウィットJr.(21歳)だ。2019年ドラフト1巡目(全体2位)指名でプロ入りし、「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングでは全体3位にランクイン。昨季はマイナーAA級で61試合、AAA級で62試合、合計123試合に出場して打率.290、33本塁打、97打点、29盗塁、OPS.936の好成績を残した。スプリング・トレーニング次第では開幕ロースター入りの可能性もあるとみられている。

 昨季はシーズン最終戦で30個目の盗塁を決めたが、雨によって試合が3回で中止となったため、盗塁が取り消されて「30-30」を達成することはできなかった。ウィットJr.は昨季の成績を上回るべく、オフシーズンのあいだもトレーニングに打ち込んでおり、「今季に向けて準備を進めている。重要なシーズンになると思うから、正しい準備をしっかりしようと思っているんだ。本当に楽しみだよ」と語る。

 トレーニングの舞台となっているのは、テキサス州フォートワースにあるAPEC(アスリート・パフォーマンス・エンハンスメント・センター)だ。ウィットJr.によると、そこにはメジャーリーガーを含む約30人のプロ野球選手がおり、NFLのスーパースター、パトリック・マホームズを担当するトレーナーのサポートも受けているという。「彼らと一緒にトレーニングをして、お互いに競い合うのはクールなことだ。トレーナーは僕が思いつかないような方法で正しい身体づくりをサポートしてくれる。とても楽しいよ」とウィットJr.は言う。

 父のボビー・ウィットは1985年ドラフト1巡目(全体3位)でレンジャーズに入団したメジャー通算142勝の右腕。親子揃って全体3位以内で指名されるのは史上初の快挙だった。ドラフト全体2位指名の有望株というだけでなく、メジャーで活躍した右腕の息子としても注目されるウィットJr.だが、「そういうプレッシャーは何よりのモチベーションだよ。父は僕の人生を毎日、後押ししてくれた。元メジャーリーガーの父を持つということは(プレッシャーというより)むしろ恵まれていると思う」と非常に頼もしい。

 そして、ウィットJr.が何よりも大切にするのがチームの勝利に貢献することだ。「チームが勝つためなら何でもするよ。勝つことは大好きだし、それ以上に負けることが大嫌いなんだ。毎日、チームの勝利に貢献すること。それが究極の目標だね」とウィットJr.。ちなみに、メジャーで最も対戦したい投手は「ジェイコブ・デグロムかマックス・シャーザー、もしくはその年のトップ投手である誰か」だという。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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