球宴史上最高のパフォーマンス 1999年のペドロが1位、2007年ランニング本塁打のイチローは5位

 メジャーリーグ公式サイトのマット・ケリー記者は、1933年に開始されたオールスター・ゲームの歴史を振り返り、最高のパフォーマンスを見せた14人の選手を紹介する特集記事を公開した。1位には1999年のオールスター・ゲームで快投を見せたペドロ・マルティネスが選出され、史上唯一のランニング本塁打を含む3打数3安打2打点の活躍を見せた2007年のイチローは5位にランクイン。現役選手では、2019年に地元クリーブランドで1イニングを三者三振に仕留めたシェーン・ビーバー(ガーディアンズ)が12位に選ばれた。

 1999年のマルティネスは自身初のオールスター先発のマウンドで見事なピッチングを見せた。90マイル台の速球と80マイル台のチェンジアップのコンビネーションでナ・リーグの強力打線を圧倒。初回はバリー・ラーキン、ラリー・ウォーカー、サミー・ソーサを三者三振、2回はマーク・マグワイアを空振り三振に抑えたあと、マット・ウィリアムスに二塁手のエラーで出塁を許したが、ジェフ・バグウェルを空振り三振に仕留め、2回5奪三振の快投で文句なしのMVPに選ばれた。

 2007年のイチローは「1番・センター」でスタメン出場し、初回の第1打席でライトへのヒット、3回の第2打席でレフトのヒットを記録。そして、1点ビハインドの5回一死1塁の場面で放った打球はサンフランシスコのAT&Tパーク(現オラクル・パーク)のフェンスに当たって右翼手のケン・グリフィーJr.が待ち構える場所とは違う方向に跳ね返り、オールスター史上初のランニング本塁打となった(現在でも史上唯一)。ケリー記者は「ランニング本塁打だけでも今回のリストに載せるには十分だったかもしれないが、彼の貢献はそれだけではない。初回と3回にもヒットを放ち、打席で完璧な活躍を見せた」と記している(イチローはMVPを受賞)。

 2019年のビーバーは故障者の代替選手としてオールスター選出を果たし、地元クリーブランドで行われたオールスターの5回に登板。ウィルソン・コントレラス、ケテル・マーテイ、ロナルド・アクーニャJr.の3人をいずれも三振に仕留め、本拠地球場で行われたオールスターでMVPに選ばれた史上3人目の選手となった。

 ケリー記者が選出した14人は以下の通り。なお、今回は試合全体のパフォーマンスが評価対象となり、2002年のトリー・ハンターの本塁打キャッチなど、瞬間的に輝いた選手はランキングに含まれていない。

1位 ペドロ・マルティネス(1999年)
2位 ボー・ジャクソン(1989年)
3位 カール・ハッベル(1934年)
4位 テッド・ウィリアムス(1946年)
5位 イチロー(2007年)

6位 ティム・レインズ(1987年)
7位 アル・ローゼン(1954年)
8位 アーキー・ボーン(1941年)
9位 ウィリー・マッコビー(1969年)
10位 デレク・ジーター(2000年)

11位 デーブ・パーカー(1979年)
12位 シェーン・ビーバー(2019年)
13位 ベーブ・ルース(1933年)
14位 ラリー・ジャンセン(1950年)

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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