アブラモビッチ、チェルシーの運営権を慈善財団に譲渡「利益を守るには彼らが適任」

 ロシア人富豪のロマン・アブラモビッチ氏は、オーナーを務めるチェルシーの管理・運営の権利譲渡を発表した。

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 アブラモビッチ氏はロシアのウクライナへの軍事侵攻に強い批判が集まる中、チェルシーの公式サイトで声明を発表。「クラブの管理責任とケアを、慈善団体の理事に譲渡しようと思う。現在、クラブと選手、スタッフ、ファンの利益を守るのに最適の立場にいるのは、彼らだと信じる」と伝えた。ただブルース・バックを含む6人から構成されるチェルシーの評議委員会は、アブラモビッチ氏の権利譲渡に明確な同意を表明していない。現状クラブの運営にほとんど変化はなく、元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネビル氏は、「アブラモビッチの声明には信憑性や中身は全くない」と苦言を呈した。

「あの声明を見て私が最初に感じたのは、疑惑ではなく“これは何だ?”だった。彼の声明には後ろ盾がなく何の意味も持たない事に気づく。アブラモビッチに応えてほしい唯一の質問は、“君は戦争を非難するのか、それとも支持するのか”だ。それに慈善団体とサッカークラブは距離を置くものだ。私はアブラモビッチに驚いている。彼がこの20年ほどの間にやり遂げたことは、何も言わないことだ。彼が何か言う時にはいつも、答えよりも疑問が多く残る」。

Photo Chris Brunskill/Fantasista

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学生時代のユニフォームが青と赤、ポジションがMF、背番号8だった事でランパードとジェラードのプレーを見るように。以来プレミアリーグを中心にサッカーを年間約1000試合観戦する東京出身のエディター。

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