明日労使交渉再開で選手会が対案を提示予定 14球団によるポストシーズンについて再議論へ

「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、日本時間3月7日にメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会による労使交渉が行われるようだ。フロリダでの最終交渉で機構側が提示した「最善かつ最終のオファー」への対案を選手会が提示する見込みだが、選手が出席する予定はないという。選手会は交渉を進展させるために14球団によるポストシーズンについて再び議論する意向を示しているが、同時に地区優勝した球団に1勝分のアドバンテージを与えることを求めていく方針だ。

 機構側と選手会が公式な話し合いの場を設けるのは、フロリダで行われた9日連続の交渉以降では初めてとなる。双方の代表者による非公式な会合が1度だけ行われたものの、目立った進展はなく、新たな提案も行われなかったことが報じられている。選手会はフロリダ離脱後、機構側に提示するための対案の準備を進めており、あらゆる項目についての対案を文書で提示する見込みとなっている。

 これまでの交渉のなかで双方が合意した数少ない項目の1つがポストシーズン出場枠の拡大だったが、選手会は交渉を進展させるために、機構側が希望していた14球団によるポストシーズンについて再び議論する意向を示している。選手会が希望した12球団によるポストシーズンで1度は合意したものの、最低保証年保や調停前ボーナスプールなどの金銭面で依然として双方の意見に大きな開きがあり、選手会としてはポストシーズン出場枠の拡大について譲歩することで、機構側から金銭面の譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。

 ただし、選手会は地区優勝した球団に1勝分のアドバンテージを与えることを求めているという。14球団によるポストシーズンでは、両リーグの最高勝率球団が第1ラウンド(=ワイルドカード・シリーズ)には出場せず、第2ラウンド(=地区シリーズ)から参加する見込みだが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、選手会は第1ラウンドを3勝先取(最大5試合)とし、各リーグの地区優勝した残りの2球団には1勝分のアドバンテージを与えることを希望。一方、機構側はアドバンテージなしの2勝先取(最大3試合)を好んでいるようだ。

 レギュラーシーズンのさらなる開幕延期を避けるためには、1週間以内の交渉合意が必要とみられる。双方が歩み寄り、これ以上の試合数削減を回避することはできるだろうか。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

目次
閉じる