右打者偏重のカージナルスが左打者を獲得 ディッカーソンと1年500万ドル+出来高で契約合意

 メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、カージナルスはブルージェイズからFAとなっていたコリー・ディッカーソンと1年500万ドル+出来高で契約合意に至ったようだ。カージナルスのレギュラー陣はスイッチヒッターのトミー・エドマンとディラン・カールソンを除いて右打者ばかり。レイズ時代の2017年にオールスター・ゲームに選出された実績を持つディッカーソンは、チームで貴重な左打者として、主に対右腕時にDHを務めることになりそうだ。

 現在32歳のディッカーソンは、昨季マーリンズとブルージェイズで合計109試合に出場して打率.271、6本塁打、29打点、OPS.734を記録。ここ2年はやや低調なシーズンが続いているものの、2014年から2019年まで6年連続2ケタ本塁打を記録し、打率3割以上のシーズンが4度、OPS.800以上のシーズンが5度あった。自己最多の27本塁打を放った2017年はオールスター・ゲーム初選出。パイレーツ時代の2018年には左翼手としてゴールドグラブ賞を受賞している。

 カージナルスは左翼タイラー・オニール、中堅ハリソン・ベイダー、右翼カールソンと鉄壁の外野守備を誇り、成長株のラーズ・ニュートバーも4人目の外野手として控えている。よって、ディッカーソンが守備に就く機会はそれほど多くないことが予想され、対右腕用のDHがメインの役割となるだろう。現時点では右打者のフアン・ジェペスとのプラトーン起用が有力だ。

 ちなみに、ディッカーソンは通算で右腕に対して打率.288、112本塁打、OPS.845を記録。対左腕の成績(打率.265、16本塁打、OPS.708)を大きく上回っている。長年チームを支えてきたマット・カーペンターが退団し、左打者が手薄となっていたカージナルス。ユニバーサルDHが導入される今季に向けて、DH候補の左打者として、チーム状況にフィットする補強と言えるだろう。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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