ブルージェイズの強打者テオスカー・ヘルナンデスが故障者リスト入り 加藤豪将が再昇格

 日本時間4月15日、ブルージェイズは前日の試合でスイングの際に左脇腹を痛めたテオスカー・ヘルナンデスを10日間の故障者リストに登録したことを発表。それに伴い、加藤豪将がメジャー再昇格を果たした。加藤はプロ入り10年目にして初めて開幕ロースターに登録され、開幕2戦目に代走で出場してメジャーデビューしたものの、ブラッドリー・ジマーの加入に伴ってAAA級バッファローへ降格。しかし、故障者の発生によって再びメジャーの舞台でプレーするチャンスが訪れた。

 現在27歳の加藤は、オープン戦で14試合に出場して打率.333、1本塁打、3打点、2盗塁、出塁率.370、OPS.912の好成績を残し、自身初の開幕ロースター入りを勝ち取った。メジャーでの実績があるグレッグ・バードらがライバルとなっていたが、オープン戦での好成績に加え、本職の二塁を中心に内外野の様々なポジションを守れるユーティリティ性が決め手になったとみられている。

 AAA級降格後は1試合だけ出場し、5打数0安打ながら2打点を記録。昨季はパドレス傘下AAA級エルパソで114試合に出場し、打率.306、8本塁打、42打点、8盗塁、出塁率.388、OPS.862をマークした。現時点ではブルージェイズにとって、野手に故障者が発生した場合にマイナーから昇格させる選手のファーストチョイスとなっている。

 今オフの労使交渉で定められた新しい労使協定のルールによって、マイナーオプションを持つ選手を1シーズンにマイナーへ降格させることのできる回数は最大5回に制限された(6回目以降はウエーバー公示が必要なため、他球団に獲得されるリスクを伴う)。加藤はメジャーデビュー直後の降格によって、すでに5回のうちの1回を消化していることになる。

 正捕手ダニー・ジャンセンと正右翼手(兼DH)のヘルナンデスを故障で欠くブルージェイズは、本来DHをメインで務めるはずのアレハンドロ・カークがマスクを被り、外野の準レギュラー的な立場であるライメル・タピアの出場機会も増えている。これに伴い、キャバン・ビジオやサンティアゴ・エスピナルがスタメン出場する機会も増え、控えの内野手の層が薄くなっているため、それを加藤の再昇格によってカバーする狙いがあるとみられる。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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