レッドソックスの右腕・イバルディが史上3人目の1イニング5被弾 アストロズ打線が一発攻勢を浴びせる

 日本時間5月18日にボストンのフェンウェイ・パークで行われているアストロズ対レッドソックスの試合で2つのメジャータイ記録が誕生した。1つはアストロズ打線が記録した「1イニング5本塁打」。これは2020年9月17日のブルージェイズ戦でヤンキースが記録して以来2年ぶり、メジャー史上8度目の快挙となった。一方、レッドソックスの先発右腕ネイサン・イバルディは「1イニング5被弾」のメジャーワーストタイ記録を樹立。こちらはメジャー史上3人目の記録となっている。

 1回表はわずか5球で三者凡退に終わったアストロズ打線だったが、2回表に突如イバルディに襲い掛かった。先頭のヨーダン・アルバレスが左中間へ12号ソロを放つと、無死1塁からカイル・タッカーがライトへの6号2ラン。次打者ジェレミー・ペーニャにも二者連発となる7号ソロが飛び出し、さらに一死2・3塁からマイケル・ブラントリーが3号3ラン、二死1塁からユリ・グリエルが3号2ランを放ち、イバルディは2イニングを投げ切れずにマウンドを降りた。

 アストロズが記録した「1イニング5本塁打」は1939年のジャイアンツ、1949年のフィリーズ、1961年のジャイアンツ、1966年のツインズ、2006年のブリュワーズ、2017年のナショナルズ、2020年のヤンキースに続いてメジャー史上8度目。前回達成したヤンキースは当時ブルージェイズに在籍していた右腕チェイス・アンダーソンからブレット・ガードナー、DJ・ラメイヒュー、ルーク・ボイトが三者連続アーチ、アーロン・ヒックスの空振り三振のあと、ジャンカルロ・スタントンとグレイバー・トーレスが二者連続アーチを放った。

 イバルディが記録した「1イニング5被弾」は前述のアンダーソンのほか、2017年に当時ブリュワーズのマイケル・ブレイゼックも記録しており、メジャー史上3人目。ブレイゼックは2017年7月27日のナショナルズ戦で6本のアーチを浴びたが、このうち5本を1イニングで打たれ、しかもブライアン・グッドウィン、ウィルマー・ディフォー、ブライス・ハーパー、ライアン・ジマーマンには四者連続アーチを許した。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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