ダルビッシュ有が無四球無失点の好投で4勝目 多彩な球種冴える

【フィリーズ0-2パドレス】@ペトコ・パーク

 パドレスはダルビッシュ有の投球が勝利を手繰り寄せた。今季最多タイの7回を投げて108球は最も多く、強打者揃いのフィリーズ打線を6安打の無得点に封じる投球。打線が4回表にロビンソン・カノーのタイムリーと金河成(キム・ハソン)の犠牲フライで2点を奪うと、そのまま逃げ切って貯金を10に増やした。ダルビッシュが4勝目(1敗)、テイラー・ロジャースが両リーグトップの15セーブ目を挙げ、フィリーズ先発のカイル・ギブソンに2敗目(3勝)が記録された。

 序盤無失点で切り抜けた両チームの先発投手を、最初に援護したのはパドレス打線だった。4回表に先頭打者のジュリクソン・プロファーと続くウィル・マイヤーズの連打で無死1・2塁のチャンスを作ると、先週加入したばかりのカノーがライト前ヒットで先制点を叩き出す。打球はこの試合で最速の108.5マイルを計測し、一塁走者のマイヤーズが身をかがめて避ける痛烈な打球だった。そのマイヤーズは三塁まで進み、金が放ったレフトフライで生還。スコアボードに貴重な「2」を灯した。

 この日のダルビッシュには2点あれば十分だった。7回を投げ抜き、いずれも単打の被安打6。6回裏には無死1・3塁と唯一のピンチを迎えたが、カイル・シュワーバーを三振に仕留め、続くニック・カステヤノスもセカンドゴロで打ち取っている。奪三振は5つにとどまったが、内訳はスライダーで2つ、カッター、スプリッター、シンカーがひとつずつと多彩な球種が冴えた。何より無四球の制球力が光り、余計な走者を許さない投球でチームに勝利をもたらして、防御率も試合前の4点台から3点台(3.91)に乗せている。(文●藤原彬)

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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