リバプールCEO、仏スポーツ相のファンへの非難に謝罪要求「不適切。深く傷ついた」
2022.05.31

リバプールのバリー・ボーガンCEOは、フランスのスポーツ大臣アメリー・ウデア=カステラの発言に不信感を抱いていると認めた。
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スタッド・ド・フランスで行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝は、偽のチケットで入場しようとするファンが現れスタジアム前が大混乱に。機動隊が催涙ガスを撒いて沈静を図る事態に発展し、キックオフまでに入場完了が間に合わず36分遅れで試合が開始された。ウデア=カステラ氏は、「リバプールのイギリス人サポーターが、チケットもなく、あるいは偽のチケットを持って大量に集まり、スタジアム前で野放しにされた」と発言。フランスのジェラルド・ダルマナン内務大臣も支持していて、大規模な偽チケットを製造した組織的犯行があったと説明している。
しかし仏スポーツ大臣のコメントに、ボーガンCEOは「深く傷ついた。信じられないほど驚いている」と言及。「すべての事実を明らかにする調査が開始される前の段階でコメントを出すのは全く不適切だ。不名誉な光景が起こらないようにするために、すべての事実を知っておく必要がある。私たちの会長がフランスの大臣に手紙を送り、ファンに謝罪を求めているのを知ってもらいたい」と明らかにした。
Photo Matthias Hangst