フィリーズ9連勝で貯金生活に突入 ジラルディ前監督の解任後は無傷の8連勝!

【ダイヤモンドバックス0-4フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

 8連勝中のフィリーズは有望株ブライソン・ストットの4号2ランなどで2回までに3点を先制。先発のザック・ウィーラーは6回98球を投げて被安打2、奪三振8、無四球、無失点の快投を見せ、ダイヤモンドバックスを4対0で破った。これでロブ・トムソン暫定監督の就任から無傷の8連勝となり、監督交代前を含めると9連勝。貯金生活に突入した。ウィーラーは5勝目(3敗)をマーク。ダイヤモンドバックス先発のマディソン・バムガーナーに6敗目(2勝)が記録された。

 フィリーズはバムガーナーの立ち上がりを攻め、1回裏二死3塁からニック・カステヤノスのタイムリーで1点を先制。2回裏には有望株ストットが4号2ランを放ち、リードを3点に広げた。5月の月間最優秀投手に選ばれたウィーラーは初回を三者凡退に抑えたあと、2回表と3回表に1安打ずつを許したものの、4回以降は打者9人をパーフェクト。リリーフ陣もダイヤモンドバックス打線に得点を与えず、8回裏にカステヤノスのタイムリー二塁打でダメ押しの1点を奪い、4対0で勝利した。

 大金を投じて豪華な戦力を揃えながらも開幕からなかなか波に乗れず、51試合消化時点で22勝29敗となったところでジョー・ジラルディ前監督の解任を決断したフィリーズ。チームはそこから勢いに乗り、トムソン暫定監督は就任から8連勝となった。監督就任からの8連勝は、フィリーズでは1915年のパット・モラン監督以来、実に107年ぶりという快挙。レギュラーシーズンはまだ100試合以上残っており、独走中の首位メッツとのゲーム差をどこまで詰められるか注目だ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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