カーショウ戦列復帰のドジャースに大打撃 ビューラーが右前腕屈筋痛で少なくとも3カ月離脱へ

 日本時間6月12日、サイ・ヤング賞3度の実績を誇る34歳のベテラン左腕クレイトン・カーショウが約1カ月ぶりの戦列復帰を果たしたドジャースだが、それと入れ替わるようにして27歳のエース右腕ウォーカー・ビューラーが故障者リストに登録された。ビューラーは前日のジャイアンツ戦に先発したものの、右肘の違和感を訴えて4回70球を投げたところで降板。MRI検査の結果、右前腕の屈筋を痛めていることが判明し、手術は必要ない見込みだが、戦列復帰までには少なくとも3カ月を要するとみられている。

 今季もパドレス、ジャイアンツとの「3強」の争いを繰り広げている地区首位のドジャースにとって、昨季サイ・ヤング賞投票で4位にランクインしたビューラーの長期離脱は大きな痛手だ。今季から加入したフレディ・フリーマンは「球界で最高の投手の1人を失うことは、誰にとっても大きな痛手になる。特に僕たちにとってはね」とコメント。「幸いにもクレイトンが戻ってきてくれた。2人を同時に失うのは大きな痛手になるからね。クレイトンの状態はかなり良さそうだけれど、ウォーカーを失うのは本当に痛いよ」と付け加えた。

 ドジャースはビューラーの代わりにカーショウが加わり、フリオ・ウリアス、トニー・ゴンソリン、タイラー・アンダーソンらと先発ローテーションを形成することになる。戦線離脱中のアンドリュー・ヒーニーはすでにマイナーでのリハビリ登板を開始しており、近いうちに戦列復帰できる見込みだ。ヒーニーは今季最初の2先発で1勝0敗、防御率0.00の好成績を残していたとはいえ、メジャー9年間で33勝38敗、防御率4.65という実績を考えると、ビューラーの代役を担わせるのは酷であり、当然ながらビューラーの穴を完全に埋めることは不可能だろう。

 カーショウは「僕やヒーニーが復帰するか否かに関係なく、どれほどの期間であれウォーカーを失うのは痛い。彼はローテの柱だからね」とコメント。「彼は重要な試合で見事なピッチングをしてきた投手だし、5日に1度先発して安定した働きをしている。彼の離脱期間にかかわらず、僕たちは全員がステップアップし、ベストを尽くしていかないといけないんだ」と危機感を募らせた。

「ウォーカーがいるほうがいいのは間違いない」とデーブ・ロバーツ監督。今後もパドレス、ジャイアンツとの「3強」の争いが続くことが予想されるナ・リーグ西部地区だが、ドジャースとしてはシーズン終盤の重要な局面でビューラーが万全の状態で復帰できることを願うばかりだろう。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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