パドレスがブリュワーズの守護神・ヘイダーを獲得 ロジャース、ラメットら4選手を放出

 日本時間8月2日、パドレスはブリュワーズのクローザー、ジョシュ・ヘイダーを獲得したことを発表した。トレードの対価として、パドレスはテイラー・ロジャース、ディネルソン・ラメット、ロバート・ガッサー、エステウリー・ルイーズの4選手をブリュワーズへ放出。ヘイダーは今季ここまでメジャー最多の29セーブ、ロジャースは同2位の28セーブを記録しており、セーブ数のトップ2選手がチームを入れ替わるという、豪快なトレードとなった。

 28歳のヘイダーは今季ここまで37試合に登板して34イニングを投げ、1勝4敗29セーブ、防御率4.24、59奪三振を記録。オールスター・ゲーム選出4回、トレバー・ホフマン賞3回といった実績を誇るメジャー屈指のクローザーだが、今季は6月末の時点で防御率1.09をマークしていたものの、7月に防御率12.54と大きく崩れた。ヘイダーがフリーエージェントとになるのは来季終了後であり、パドレスはヘイダーをあと1年半クローザーとして起用できる。

 31歳のロジャースは今季トレードでツインズからパドレスへ移籍し、ここまで42試合に登板して1勝5敗28セーブ、防御率4.35をマーク。こちらも5月末の時点で防御率1.64と上々のスタートを切ったが、6月は防御率5.59、7月は防御率9.31と調子を落としていた。今季終了後にフリーエージェントとなる。

 ラメットは30歳の右腕で、2020年にはリーグ3位の防御率2.09をマークしてサイ・ヤング賞投票4位にランクインしたものの、それ以降は故障の影響もあって不本意なパフォーマンスが続いている。ガッサーは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで7位にランクインしていた23歳の左腕で、今季はA+級で18試合に先発して4勝9敗、防御率4.18を記録。ルイーズは同ランキングで28位にランクインしていた23歳の外野手で、今季はAA級とAAA級の合計77試合で打率.333、13本塁打、46打点、60盗塁、OPS1.027と大活躍し、日本時間7月13日にメジャーデビューを果たした。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

目次
閉じる