トレードが続々と成立 アストロズはバスケス、レッドソックスはファムを獲得 トレード期限は明日

 トレード・デッドライン(日本時間8月3日午前7時)まで24時間を切り、続々とトレードが成立している。ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)がパドレス、フランキー・モンタス(アスレチックス)がヤンキース、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)がアストロズへトレードされたのに加え、クリスチャン・バスケス(レッドソックス)はアストロズ、トミー・ファム(レッズ)はレッドソックス、ルーク・ウィーバー(ダイヤモンドバックス)はロイヤルズ、ジェイク・ディークマン(レッドソックス)はホワイトソックスへの移籍が決まったことが報じられている。

 捕手のアップグレードが課題と言われていたアストロズは、レッドソックスの正捕手バスケスを獲得することに成功したようだ。交換要員はマイナーの若手有望株2選手であることが報じられている。バスケスは今季ここまで84試合に出場して打率.282、8本塁打、42打点、OPS.759をマーク。今季限りで4年契約が終了し、フリーエージェントとなる。アストロズには守備に定評のあるマーティン・マルドナードがおり、2人の捕手をどのように使い分けていくか注目される。

 バスケスを放出したレッドソックスは、レッズから俊足強打のファムを獲得したようだ。これはレッドソックスが完全な売り手に回ったのではなく、チームの現在と将来のバランスを取りながらトレード市場に臨んでいることの証と言える。ファムは今季ここまで91試合に出場して打率.238、11本塁打、39打点、7盗塁、OPS.694を記録。来季の契約は相互オプションとなっている。

 ロイヤルズは内野手のエマニュエル・リベラをダイヤモンドバックスへ放出し、右腕ウィーバーを獲得したことが報じられている。ウィーバーは今季ここまで12試合に登板して1勝1敗、防御率7.71を記録。カージナルスやダイヤモンドバックスで先発ローテーションの一角を担った時期もあり、新天地で復活を目指す。

 そして、バスケスの放出で捕手の層が薄くなったレッドソックスは、救援左腕ディークマンをホワイトソックスへ放出し、リース・マグワイアと後日指名選手1名(もしくは金銭)を手に入れたようだ。マグワイアは今季ここまで53試合に出場して打率.225、0本塁打、10打点、OPS.546を記録。ケビン・プラウェッキーとの併用でバスケスの穴を埋める役割を担うことになりそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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