2012年WSMVPのサンドバル ブレーブスとマイナー契約で合意

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ブレーブスは自軍からフリーエージェントとなったパブロ・サンドバルとマイナー契約で再契約することで合意に至ったようだ。メジャーに昇格した場合の年俸は100万ドルであることが報じられている。サンドバルは昨年9月にジャイアンツを解雇されたあと、ブレーブスに加入してポストシーズンに出場。すでに全盛期の輝きは失われているが、ベンチ要員として生き残りを目指す。

 現在34歳のサンドバルは、2019年に規定打席不足ながら打率.268、14本塁打、41打点、OPS.820をマークし、実力健在をアピールしたが、昨季は9月上旬までに33試合に出場して打率.214、1本塁打、6打点、OPS.549と低調。現地時間9月10日にジャイアンツを解雇された。

 その3日後にブレーブスとマイナー契約を結び、レギュラーシーズン最終日にメジャー昇格。4打席で2打数0安打2四球に終わったが、ブレーブスはワールドシリーズ制覇3度、2012年ワールドシリーズMVPというサンドバルの経験値を買い、ポストシーズンのロースターに登録した。

 ワイルドカード・シリーズと地区シリーズでは出番がなく、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズで3試合に途中出場したものの、4打席で3打数0安打1死球。サンドバルはチームに貢献できず、ブレーブスは3勝4敗でドジャースに敗れた。

 ブレーブスは今オフ、マーセル・オズーナとアダム・デュバルがフリーエージェントとなっており、打力のある左翼手が不在の状況。若手のオースティン・ライリーは三塁に固定される予定だが、状況次第では過去2年と同様に左翼を守る可能性もある。ライリーが左翼を守る試合では三塁のポジションが空くため、ヨハン・カマルゴとともにサンドバルにもチャンスがあるかもしれない。

 「カンフー・パンダ」の愛称で知られる人気者は、スプリング・トレーニングで実力健在をアピールし、メジャー昇格を勝ち取ることができるだろうか。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる