マリナーズの有望株、新人王候補のフリオ・ロドリゲスが戦列復帰 明日のレンジャーズ戦から出場へ

 日本時間8月12日、試合のなかったマリナーズはロースター変更を発表し、フリオ・ロドリゲスとカート・カサリの2人が故障者リストから戦列復帰。ジャレッド・ケルニックはマイナーAAA級タコマへ降格、ルイス・トレンズはDFAとなった。トレンズは日本時間8月10日のヤンキース戦で延長13回裏に代打で登場し、ジョナサン・ロアイシガからサヨナラタイムリーを放ったばかりだったが、カサリの戦列復帰に伴ってロースターの40人枠から外されることになってしまった。

 5月と6月の月間最優秀新人に選ばれ、ホームラン・ダービーで準優勝を果たしたロドリゲスは、右手首の打撲により日本時間8月1日に故障者リスト入り。当初は最短期間での復帰となる日本時間8月11日のヤンキース戦での戦列復帰が見込まれていたが、スイングをした際に多少の違和感があるということで復帰が少しだけ先延ばしにされていた。21歳のロドリゲスは今季ここまで96試合に出場して打率.271、18本塁打、57打点、21盗塁、OPS.816をマーク。マリナーズは日本時間8月13日から敵地でレンジャーズとの3連戦がスタートするが、ロドリゲスはその初戦が復帰初出場となりそうだ。

 33歳のカサリは右の脇腹を痛めて故障者リスト入りしたままトレード期限ギリギリに若手2選手との交換でマシュー・ボイドとともにジャイアンツから加入。守備型の捕手として知られており、着実な成長を遂げている正捕手カル・ローリーを2番手捕手としてサポートしていくことになりそうだ。なお、このカサリに押し出される形でトレンズがDFAとなった。

 23歳のケルニックはロドリゲスとともにチームの将来を担うことを期待された有望株だったが、今季ここまで40試合に出場して打率.124、4本塁打、12打点、5盗塁、OPS.452と不本意な成績。昨季に続いてメジャーの壁にぶつかるシーズンとなっている。マイナーAAA級タコマでは53試合で打率.289、11本塁打、37打点、3盗塁、OPS.906を記録しており、マイナーで再調整しながらメジャー再昇格のチャンスを待つことになる。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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