パドレスに大打撃 戦列復帰目前のフェルナンド・タティスJr.が薬物規定違反で80試合出場停止処分

 日本時間8月13日、メジャーリーグ機構はフェルナンド・タティスJr.(パドレス)が薬物規定違反により80試合の出場停止処分を受けたことを発表した。出場停止処分はただちに効力を発し、戦列復帰目前となっているタティスJr.は今季の残り試合に出場できない。また、出場停止処分を受けた選手はポストシーズンの出場資格を失うため、進出濃厚なポストシーズンにも出場できない。さらに、今季中に消化できなかった分は来季に持ち越されるため、来季も開幕からしばらくのあいだは出場できない。

 メジャーリーグ機構の発表によると、タティスJr.はパフォーマンス向上薬の一種であるクロステボルに陽性反応を示したという。オフに左手首を骨折してタティスJr.は、故障者リスト入りして今季ここまで出場なしという状況だが、ようやくマイナーでのリハビリ出場を開始し、戦列復帰目前となっていた。

 トレード・デッドラインでナショナルズからフアン・ソトとジョシュ・ベル、レッズからブランドン・ドルーリーを獲得し、タティスJr.の戦列復帰によってようやく完全体のパドレス打線が完成するところだったが、その最強打線は完成する前に実現しないことが確定してしまった。ベルとドルーリーは今季終了後にフリーエージェントとなるため、ソト、ベル、ドルーリー、マニー・マチャド、タティスJr.の5人が同じラインナップに揃うことはないだろう。

 現在23歳のタティスJr.はメジャー3年目の昨季、130試合に出場して打率.282、42本塁打、97打点、25盗塁、OPS.975の好成績をマーク。自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、2年連続のシルバースラッガー賞を受賞し、MVP投票では自己最高の3位にランクインした。今季はパドレスと結んでいる14年3億4000万ドルの超大型契約の2年目だが、故障離脱と出場停止処分で全休が確定。薬物規定違反によって将来の殿堂入りも怪しくなった。

 なお、この件に関してパドレスは「本日、フェルナンド・タティスJr.が薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受けたことを知って驚き、非常に残念に思っています。我々はこの決定を全面的に支持し、フェルナンドがこの経験から学習してくれることを期待しています」との声明を発表している。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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