アスレチックス・ボートが今季限りでの現役引退を表明 37歳のベテラン捕手 オールスター選出2度

 日本時間9月23日、アスレチックスのベテラン捕手スティーブン・ボートが今季限りでの現役引退を表明した。昨季はワールドシリーズを制したブレーブスでプレーしたボートだが、全盛期を過ごしたアスレチックスへの思い入れは強く、今年3月に1年85万ドルという格安の契約で古巣アスレチックスへ復帰。「オークランドにいるあいだに引退したかったんだ。7月下旬には決断していた」と話したボート。「残りの時間をオークランドの人々と分かち合いたい」とファンへの思いも口にした。

 現在37歳のボートは2007年ドラフト12巡目でデビルレイズ(現レイズ)に指名され、2012年にメジャーデビュー。しかし、18試合に出場して25打数ノーヒットに終わり、翌年4月に金銭トレードでアスレチックスへ放出された。アスレチックスでもなかなかヒットが出ず、メジャーデビューから32打数ノーヒットとなったが、2013年6月28日のカージナルス戦、ジョー・ケリーからソロ本塁打を放ち、メジャー初安打を記録。ようやくメジャーリーガーとしてのキャリアを本格的にスタートさせた。

 レギュラー定着を果たした2015年から2年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、アメリカン・リーグを代表する捕手の1人となり、2013年と2014年にはポストシーズンの舞台も経験。2017年途中にブリュワーズへ移籍したあとはジャイアンツ、ダイヤモンドバックス、ブレーブスと渡り歩き、現役ラストイヤーの今季、5年ぶりに古巣アスレチックスへ戻ってきた。メジャー10年間で通算786試合に出場し、559安打、打率.239、81本塁打、312打点、OPS.708をマークしている。

 今季は再建期に突入したチームのなかでベテランの存在感を発揮し、ショーン・マーフィー、シェイ・ランゲリアーズといった若手捕手の教育係としてもチームに貢献。マーク・コッツェイ監督は「彼のリーダーシップには感謝してもしきれないよ。彼は本当にチームを助けてくれた」と賛辞を惜しまない。ボートは「私の最終的な目標は監督になることだ」と話しているが、リーダーシップに対する周囲からの評価は非常に高く、監督やコーチとしてフィールドに戻ってくる日もそう遠くはないだろう。

 なお、アスレチックスは今季の最終カードでエンゼルスと対戦する。エンゼルスでは同じくベテラン捕手のカート・スズキが今季限りでの現役引退を表明しており、今季最終戦は2人のベテラン捕手にとっての引退試合ということになる。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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