オリオールズが正遊撃手確保 ギャルビスを1年150万ドルで獲得

 オリオールズは日本時間1月27日、レッズからフリーエージェントとなったフレディ・ギャルビスと1年契約を結んだことを発表した。地元紙「ボルティモア・サン」のジョン・メオリによると、ギャルビスの年俸は150万ドルで、トレードされた場合に25万ドルのボーナスを受け取ることができるという。なお、オリオールズはギャルビスの加入に伴い、ロースターの枠を空けるためにクリス・ショウをDFAとしている。

 現在31歳のギャルビスは昨季レッズで47試合に出場して打率.220、7本塁打、16打点、OPS.712を記録。2019年に自己ベストの23本塁打、OPS.734をマークしたが、昨季はやや成績を落とした。2017~18年に2年連続で全162試合に出場し、2016年から4年連続で2ケタ本塁打を放った実績もあるが、通算出塁率.291が示すように打撃の貢献度は決して高くない。

 フィリーズ時代の2015年に守備防御点-12を記録した遊撃守備は、その後4年連続でプラスの守備防御点を記録していたが、昨季は-1に悪化。年齢を考えても、ここからの劇的な向上は期待できないだろう。あくまでもトレードでエンゼルスへ放出したホゼ・イグレシアスの穴を一時的に埋めるための補強に過ぎない。

 トレードされた場合のボーナスが設定されているように、前半戦の活躍次第では夏場のトレード市場で上位争いをするチームへ放出される可能性もある。オリオールズは昨季、1年300万ドル+オプション1年で獲得したイグレシアスが予想外の活躍を見せ、トレードの駒となったが、その再現を狙っているのかもしれない。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる